
(54)秋季リーグ戦開幕前インタビュー 榊原七斗外野手

(この取材は9月14日、電話で行われました)
榊原七斗外野手(情コミ2=報徳学園)
――夏季キャンプで取り組んだことを教えてください。
「バッティングはとりあえず振ることです。正しいフォームの中でいいパフォーマンスができるようなスイングを心がけ、体が開いてしまう癖があるので、体開かないようになどです。守備は球際の強さと送球の精度。例えば、球際であったら、今まで飛び込んで捕っていた打球を、滑ったりランニングキャッチできるように。なるべく球まで早く追いついて安心できるような守備をするってこと、あとはグローブに当てたら絶対に取ることを意識してやっていました」
――フレッシュトーナメント、そしてオープン戦でも本塁打が出ています。
「技術面で変えたのはリラックスして打つということです。今までは自分の力がないからと思って全力でやってきたのですが、トレーニングの量を増やして体が大きくなったことで、7割8割の力でも今まで以上の打球が飛んだり、スピードが上がったりするなと感じます。(ホームランは狙っているわけではないのでしょうか)いや全然全然。いい角度で上がったという感じで、ヒットの延長線上です」
――体が大きくなったとのことですが、どのような取り組みをされていますか。
「ご飯食べる量を増やしました。キャンプ中はめちゃくちゃ食べました。やはり夏場は食欲が湧きづらいからしんどいところもあるのですが、頑張って食べないと体重も減ってしまうので。1年間通して体重を増やしていくっていうところは変えず、これからも、3年生、4年生になっても。(目標はございますか)体重増えても走れるようにしたいので、あと4キロくらいですね。最近栄養講習も受けたので改めて勉強して。こういった経験を本当に生かさないと満足いく4年間にならないと思うので。納得いく4年間にするためには、できることは全部やりたいです」
――昨季のフレッシュトーナメントはいかがでしたか。
「まず、自分のたちの代で野球ができて楽しかったです。ただ、リーグ戦で試合に出させていただいている中でフレッシュも出させてもらったから、経験を生かさないといけないと思い、無駄に力が入ってしまって思うような結果が出なかったです。ゲームキャプテンも任されて、フレッシュをまとめたっていうのも一ついい経験ができました。改めて、チームをまとめる難しさっていうのをフレッシュではありますが思いました」
――それを経て感じた主将という立場への憧れを聞かせてください。
「ますますやりたいと思えるようになりました。明治の長い伝統の中で主将を務めて、そこを経てプロに行きたいです。背負うものはもちろん大きいと思いますが、それを感じたい。楽してプロに行けるということは絶対にないと思うので。苦しい状況の中でも結果を出して、もがきながら頑張りたいです」
――プロを見据えて逆算した目標などございますか。
「プロに行くのが最終目的じゃなくて、プロの中で長く野球をやりたいっていうのが目標なので。ベストナインと首位打者は狙っていきたいし、あとは、100安打を目標として頑張っています」
――以前は投手への思いも口にされていましたが、現時点ではいかがですか。
「まだ野手で結果を残せていないので、まずは、野手でしっかりした結果を残すべきだと考えています。もし今後監督や助監督の人たちからそういう役割を与えられるのであれば、自覚してしっかり練習しなければいけないなと思います」
――最後に意気込みをお願いします。
「まずは試合に出ないと始まらないので、現状を受け止めて、与えられた役割をしっかりやろうと思います。代走だったり代打、守備だったり。スタメンとして出る確率は少ないかもしれないけど、絶対に与えられた役割を全うします。誰かが調子悪くなったら、というのはあまり考えたくもないのですが、それも自分にとってはチャンスではあるので。そのチャンスを逃さずに、自分のためにもチームのためにも頑張りたい。リーグ優勝と日本一目指していきます」
――ありがとうございました。
[橘里多]

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