
(50)秋季リーグ戦前インタビュー 毛利海大投手

(この取材は9月6日に行われました)
毛利海大投手(情コミ3=福岡大大濠)
――この夏、特に力を入れたことを教えてください。
「少し体を大きくするということとケガしないようにすることと、あとは長いイニング投げられるようにすることです。ずっと長いイニング投げさせてもらっていたのでリーグ戦でも完投できるようにずっとやっていました。春は先発した試合で最高5回までしか投げられていなかったのですが、秋とこの夏のオープン戦ではずっと7回とか投げさせてもらっているので球数多めにという感じで投げていました」
――ラプソードなどを使って投球を分析することはございますか。
「(ラプソード)あるのですがキャンプに入ったときくらいです。ずっと長いイニング投げてしまっているので測るというか周期でしっかり中6日とかで回っているので、ブルペン入るのは調整で入るみたいな感じで、測ることはキャンプのときくらいです。数字は見たいですが測っても良い数字がでないのがわかっているので、調整で入ってしまっているため球速とか気にして入っているブルペンではなくて試合に向けてのブルペンです」
――現状第2先発を争う形だと思いますが、先発と中継ぎにこだわりはございますか。
「こだわりというか任されたとこを投げるという感じです。別にどっちも難しいので先発は先発で試合つくらなくてはいけないし、中継ぎは接戦でここって当てられたりするのでどっちも大変で任されたとこ投げられればいいなという感じです」
――先発で投げるときの意識ですが、所々で力入れる投球か短いイニングをすべて全力投球で抑える意識のどちらでしょうか。
「春は最初中継ぎをやっていたのでそこで先発になったので初回から飛ばしていくというか投げられるところまで投げるという感じでしたが、最近は7回まで投げることがあったのでバッター見ながら上手に投げていくということをやっていました。抜くところは抜いて、ピンチになったらギア上げてみたいな感じです。春はずっとギアマックスで投げていました。(高校時代の投球に戻る感じ)高校時代はずっと投げていたからずっとそれでやっていました。でも戻るというか高校時代みたいに気を抜いたら下位打線にも打たれてしまうのでそんな気は抜けないです。力は入れつつ抜けるところでちょっと抜くという感じです」
――以前試合で緊張すると伺いましたが、マウンド上ではあまり緊張を感じていないように見えます。
「試合前のブルペンや整列前とかはめちゃめちゃ緊張していて、実際マウンド上がってからも緊張していますが、それどころじゃないというかバッター集中で緊張はしていますがあまり見えていないかもです。先輩とかには『がちがちだね』とか言われますが周りからはしてないように見えるのかもしれないです。自分が多分一番緊張するのですが、緊張した方が逆にパワー出せるのでアドレナリンとか出て観客とかいると思っている以上の力がでます。疲労もその分入ってくるのですが球速自体も2、3キロ上がります」
――多彩な投手が多い中、毛利投手の強みを教えてください。
「キレです。球速自体も大学入ってからすごく伸びてきているからそんなに周りと比べても劣るとかはないかなと思うのですが大川(慈英投手・国際3=常総学院)とか菱川(一輝投手・文3=花巻東)とか球速150キロ越える投手ばかりで自分は最速148キロとかなのでそれ以上に150キロ近く見せる真っ直ぐ。別に140キロでも速く見えればいいので伸びる真っ直ぐというのは強みかなという感じです」
――投手の中で期待している選手を教えてください。
「髙須(大雅投手・法3=静岡)です。髙須がどこまで春みたいに投げられるのか研究されると思うので自分もそうですが千葉(汐凱投手・営4=千葉黎明)さんとか結構投げている投手は研究されると思うので、それでどのようなピッチングができるのかというのは注目です」
――春から秋にかけて変えたいことを教えてください。
「先発任されたら春みたいに5回じゃなくて完投できるようにいけるところまで長いイニング投げたいという感じです。リリーフは最近リリーフしてないからわからないですが、リリーフになったら最初から出力マックスでいこうと思います」
――秋の目標を教えてください。
「先発なら40イニング投げたくて、防御率も1点台に抑えたいです。中継ぎなら失点するのは良くないので防御率は0点台で球速も150キロ近く投げられればいいかなと思います」
――ありがとうございました。
[伊原遼太朗]

関連記事
RELATED ENTRIES