(42)春季リーグ戦後インタビュー 横山陽樹外野手

2024.06.18

(この取材は6月8日に行われました)

横山陽樹外野手(情コミ4=作新学院)
――今季を振り返っていかがですか。
 「初めて1シーズンを通して試合に出させてもらって、いきなり4番っていう立ち位置をやらせてもらったんですけど、やはり良くも悪くも自分の結果がチームに反映していたなと思います」

――個人的な成績は振り返っていかがですか。
 「ホームラン2本で塁打数も25でリーグ2位だったので、自分の持ち味は出せたと思うんですけど、チャンスでの一本だったり、打点の数だったり、2桁に届いたんですけど、まだまだできたかなと思います」

――早大戦が今季のキーポイントでした。
 「1戦目の9回のチャンスだったり、結構チャンスで自分のところに回ってきたんですけど打てなくて、自分が打っていたら勝てたのでそこは本当に反省かなと思います」

――早大1回戦の9回裏1死満塁の場面では安田投手(早大)との対戦でした。振り返っていかがですか。
 「チェンジアップが打ちやすいみたいな。『(球速が)遅いから狙っていれば打てる』と聞いていたので、チェンジアップを狙っていったんですが、もう予想以上に遅かったです。相手の一番得意な球を狙うっていうよりかは、それは捨てた方がよかったかなと思います。変化量というよりかは遅くて、タイミングをずらされたって感じなので、得意球を狙いにいったのが良くなかったです」

――早大1回戦、3回戦で先発した伊藤樹投手(早大)の投球に変化はありましたか。
 「1戦目はまだ甘いボールが来ていたんですけど、3戦目はなかなか甘いところに来なくて、しっかりコーナーに投げ分けられて、打たされてしまったっていう感じです。(中1日の登板だったが球威に変化は)いや逆によかったです。インコースを結構攻められて、どんな球が嫌っていうよりかは、コースにしっかり投げられるのが嫌でした」

――打撃ではストレートに対して強かった印象があります。
 「真っすぐはそうですね、比較的タイミングさえあればいつでも打てるみたいな感覚はあります。逆に言うと変化球を打たされた打席が多かったので変化球も長打にしていかないといけないなと思います。(篠木投手・法大から打った二塁打が印象的)得意なコースに来たのでピッタリ合った感じです。アウトコースの低めは得意です。早稲田戦で同点タイムリーを打った時もアウトコース低めの真っすぐなので、あのコースは左中間に飛びます」

――立大1回戦ではリーグ戦初本塁打を放ちました。
 「飛ばす力はある方だと思っていて、でも大会であそこまでホームランを打ったのは自信になります。(飛距離出すにはどのようなことが重要)トレーニングもそうですけど、やはり振る量が大事だと思っていて、あとは自分の体の使い方を理解することだと思います」

――「飛ばす力は天性のもの」と言いますが、幼少期から飛ばす力はありましたか。
 「飛距離は小学生、中学生からありました。父との練習で小中ってバッティングセンターに行ったり、家でバトミントンのシャトルを打ったりとか、そういう積み重ねが飛ばす感覚を生み出したのかなと思います。そういう小さい頃の感覚って忘れないですし、磨かれるのって小学校、中学校の時の感覚なので、それを積み重ねられたのがつながっているのかなと思います」

――打撃練習の中で大切にしているメニューはございますか。
 「室内のマシン打撃は大事にしていて、そこでバットの入れ方だったり、インパクトの感覚をつかんで、それが終わってからは、しっかり意識して素振りをするっていうルーティングというか日課があるのでそれは大事でした」

――これまでの3年間は振り返っていかがですか。
 「たくさんケガもしましたし、メンバーから外れることがあって、小中高って経験しなかったことだったので自分の成長の糧というか、メンバーから外れることだったり、ケガすることっていうのは次につながると思って。そういう経験をこの大学3年間でできたのはいいことではないですけど、いい材料というか、将来の材料というか、そういうものを手に入れられた気がします」

――来季に向けて成長したい部分はございますか。
 「春で試合に出たからといって、秋に出られるわけじゃないので、まずはオープン戦からしっかり結果を残していきたいです。春、ホームランは2本打てたんですけど、率が3割に残ってないので、3割残すっていうことと、ホームランは春以上に打つということ。あとはチャンスでしっかり打てるような秋にしたいです」

――ありがとうございました。

[久和野寛人]