(39)春季リーグ戦後インタビュー 浅利太門投手

2024.06.16

(この取材は6月4日に行われました)

浅利太門投手(商4=興国)
――東大2回戦で初先発されましたが、振り返っていかがでしたか。
 「死球があったりとか、ホームラン打たれてリズム悪くなって、そのまま立ち直れずみたいな感じだったので、その週1週間は悔しい感じでした。(初回のホームラン以降は5回まで無失点でした)初回以降0点ではあったんですけど、ボール的には初回の方が良くて、どんどんバランスが悪くなってたので内容的にはそこまで良くなかったです」

――次に早大1回戦を振り返って、自身の投球はいかがでしたか。
 「投球の調子自体は良かったんですけど、ピッチャーに対してデットボールを当ててランナー出してしまったりとか、あと暴投で2点入っちゃったので。あの暴投がなかったらと悔やんでいます。(走者をためての焦りなどは影響していましたか)焦りはないですね。よくためるので。練習ではできていたプレーだけど、試合になって大事な場面でできなくなったことは反省しなければいけないと思います」

――早大3回戦は8回表から登板されました。
 「自分は8回から投げて、だんだん投球が崩れてきた感じはあったので、9回も2アウトからフォアボール出したんですけど、そこまで悪くないなという感じで、10回から感覚悪くなってきて、11回の先頭をストレートでフォアボール出して、また悪送球でという形になって、また1回戦と同じミスだったので悔しかったですね。自力優勝なくなったので、そこで責任は感じました。1回戦2回戦野手が頑張ってくれてたので、ピッチャーが頑張らなければいけないところで自分が、後輩たちがつないでくれた0点なのに、失点してしまったという負い目みたいなものがありました」

――今季を通して出た課題はございますか。
  「投球面でも守備面でも、全部と言ったらあれですけど、先発ピッチャーとしてはまだまだだなというところと制球ですね。あと以前の取材でも話したと思うんですけど、再現性がなかったのが結局抑えられなかった理由だと思うので、これからも変わらず再現性というところが課題です。体力はついてきたと思っていて、ケガをする感じもなかったし、リーグ戦での疲労感も(昨年度)秋に比べてよくなってきたと思います」

――昨季まではリリーフでしたが、今季先発をやる中で難しさなどは感じましたか。
  「先発するにあたって、フォームとかを見直しているという話を春にしたと思うんですけど、先発は制球の組み立て方だとかも変えないといけないですし、インコース、アウトコースの攻め方とかも変わってくるので、そこがより精度みたいなものが必要になっていくという風に思いました」

――下級生のピッチャーが活躍されていましたが、活躍はどのように見られていましたか。
 「元々実力はあると思っていたんですけど、オープン戦で出した力以上の力をリーグ戦で出してくれたので頼もしい限りです。髙須(大雅投手・法3=静岡)も最優秀防御率を取ってくれて。今年スライダーを投げてたんですけど、それが最近髙須が良くなったボールで。自分の指導が生きたのかなと。半分冗談です(笑)」

――今季の収穫はございましたか。
 「試合をやる中で課題がいっぱい出て、ピッチングコーチの西嶋さんとかとコミュニケーションを取って、ピッチングフォームの細かい課題とかが出てきたので、自分がステップアップしていく中ではいい経験というか、悔しかったですけどこれからプラスにできたらと思います」

――夏の間に直したいこと、強化したいことは具体的に何がございますか。
 「今、投げ終わりの形というのを良くしようというのをやっていて、バランスを良くするためにそこに取り組んでいるんですけど、それが良くなることで再現性みたいなのが上がる感じはしてるので、同じ形の投げ終わりができたら同じフォームで投げ続けられるという感じがあるので、そこを強化したいのと、あとはフィールディングの精度です」

――秋に向けた目標や意気込みがあればお願いします。
 「規定投球回投げて、防御率0.00で終わることが目標です」

――ありがとうございました。

[佐藤あい]