(35)春季リーグ戦後インタビュー 髙須大雅投手

2024.06.14

(この取材は6月7日に行われました)

高須大雅投手(法3=静岡)

ーー今季を振り返っていかがでしたか。
 「開幕前にここまでいい成績を残せるとは思っていなかったです。注目していただけるリーグにいて、応援もあるので、自分の中では試合を楽しみながら投げることができたかなと思います」

ーー3勝1敗防御率1.38という数字をどう捉えますか。
 「3勝できたというのは自分の中でも自信になりましたし、手応えもあったんですけど、もう少し長いイニングを投げたかったなというのが課題だと思っています」

ーー早大戦前に先発登板を告げられた時の心境を振り返っていかがでしょうか。
 「先発したいなとずっと思っていたので、言われた時には『ついに来たか』という感じでしたね」

ーー立大1回戦では今季初敗戦を喫しました。感じられた課題はございますか。
 「5回過ぎてからの投球が、他の試合でもそうなんですけど、スタミナ不足というところが自分の課題かなと思います」

ーー法大戦では7回9奪三振の好投を見せました。
 「相手の篠木投手(法大)がすごくいいピッチャーなので、1点勝負になるかなと思いました。リーグ戦の雰囲気もだいぶ慣れてきて、自分の中でペース配分などもうまくなってきたので、7回までいけたのかなと思います」

ーー登板するにつれて調子が上がっているように感じますが、ご自身の中では意識されていますか。
 「投げるたびに感覚が良くなってきて、調整の仕方なども分かるようになったので、うまく合わせられたのかなと思います」

ーー開幕前の取材では『直球の強さで負けない』とおっしゃっていましたが、まさに有言実行でした。
 「直球である程度空振りを取れたので、自信につながったかなと思います。それ以外にはカーブでカウントを取れるようになったのも大きいし、スライダーで勝負できるようになったのも良かったと思います」

ーー最優秀防御率に輝きました。
 「投げる時には特に意識していなかったですね。もちろんうれしいですけど、各大学のエースに比べたらイニング数が少なかったので、秋はそれを増やしたいと思います」

ーー大学代表選考合宿にも選出されました。
 「選ばれるとは思っていなかったです。合宿では直球の強さや緩急をアピールして、本番にも選ばれるように頑張りたいと思います」

ーー昨年から一番成長できたところはございますか。
 「自分の中では、昨年よりも不安な気持ちなどなくマウンドに立てるようになって、自信を持って投げられるようになったというのが大きいかなと思います」

ーーリーグ戦前の社会人対抗戦ではサヨナラ本塁打を浴びました。その悔しい経験も活躍の原動力になりましたか。
 「そうですね。神宮で悔しい思いをしたので、そこからもう一回しっかり練習しようという気持ちになれたので、いい経験になったのかなと思います」

ーー秋に向けてはどういった調整をされますか。
 「一番の課題はスタミナだと思っているので、もう一回スタミナや体を強くすることを意識してやっていきたいと思います」

ーーありがとうございました。

[李翔恩]