
(33)春季リーグ戦後インタビュー 松本直投手

(この取材は6月5日に行われました)
松本直投手(情コミ2=鎌倉学園)
――今季のご自分のプレーを振り返って、何点をつけたいですか。
「85点です。与えられた仕事はその日その日で違ったと思いますが、その全てにおいて合格点はクリアできたのかなという感覚はあります。ただ、今季はとにかく必死だったというか、一球一球に必死だったので、まだ伸びしろとかもあると思います。それを含めて15点マイナスです」
――今季が始まる前や入学時の自分にどんな言葉をかけたいですか。
「やってきたことは間違ってなかったなとこの春を通して感じたので『自分信じて頑張れよ』って伝えたいです」
――各大学の主力バッターと対戦してみて、自分のボールの手応えはいかがですか。
「ベストボールに関しては、自分が思うベストのボールを投げられれば、百発百中打たれるわけではないんだなと思いましたし、むしろ後半にかけてどんどん自信がついてきました」
――反省点はございますか。
「失点にはつながらなくて助かったのですが、四死球で余計なランナーを出す場面が多かったので、減らしていきたいなと思います。特にデッドボールが今季目立って、インコースを使っていかないといけないピッチャーとしてすごくもったいないことだと思うので、強気で行く分、しっかりそこのケアをこの夏取り組んでいかなきゃいけないなと思いました」
――毎カード先発、中継ぎと様々な役割を求められ、調整が難しかったのではないでしょうか。
「いやいや、本当に大変でしたよ(笑)。でも、いろんなポジションをやるうちに、各ポジションで抑えなければいけないポイントというか、軸のようなものはリーグ戦を通して自分の中で少し確立できたかなと思います。(具体的には)先発であれば低く丁寧に。体の動かし方も、ピッチャーの横を向いている時間のことを並進運動と言うのですが、それを長くするみたいな感じで、左足をしっかり着くことを意識して。逆にリリーフの時は、しっかり腕を振る。多少アバウトでもいいからしっかり強いボールで押すという意識の違いを持っていました」
――この夏取り組みたいことはございますか。
「今季は先発しても5回以上は持たなかったので、体力が課題です。リリーフとしても連投するには体力が必要だと思うので。あとは新球種に着手していきたいなと。もっと緩急を使ったピッチングができるようにというところと、やはり三振を取れるように変化球を一つ、いや一つと言わずに覚えていきたいなと思って。自分は今真っ直ぐとスライダーが9割5分なのですが、中学生の時からこれなんです」
――今まででうれしかったことを教えてください。
「明大に受かったときかもしれないです。『やった野球できる』っていう。半年間大好きな野球を封印してたので。あと、ケガがちな野球人生でしたが、この春からケガせずに完走できたのはうれしいです」
――ありがとうございました。
[橘里多]
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