(31)立大・慶大戦 選手コメント②/東京六大学春季リーグ戦

2024.05.24

(この取材は5月20日~24日、電話にて行われました)

木本圭一内野手(政経3=桐蔭学園)
――立大戦から慶大戦にかけ、どのような修正を行いましたか。 
 「肩の開きが少し早くなってしまって、それが変化球を見送ることのできない原因だったんですけど。それを修正してから慶應戦に臨んでという感じで、それがうまくはまってくれたというか。少しは結果が残せるようになったかなと思います」

――慶大1回戦での安打はいかがでしたか。
 「(外丸投手が)いいボールを投げているんですが、その中で甘く入ってきた内側のボールをいい感じでスイングできました」

――併殺の処理も光りました。
 「練習の時からいかに早くできるかと、あとはファーストが(最も)体を伸ばせられる膝元の高さに投げられればアウトになる確率が高くなるので、そこを狙って送球しています」

小島大河捕手(政経3=東海大相模)
――打線がつながっている要因を教えてください。
 「早大に負けて立大初戦で負けてチームとしても何か変えなくてはならないということで、打者陣が一人一人考えてやったのがいい方向にいったのだと思います」

 ――立大3回戦から3番を任されていますが、意識の変化はございますか。
 「なるべく変えないようにしていて、打順が変わっても自分の持っている力は変わらないと思うのでどの打順でも役割を果たしたいと思います。3番になって勝負強い打撃というのはさらに意識するようになりました」

――打率や打点がチームトップである中、犠打が多いのはチームの方針があるのでしょうか。
 「もともと走者が出たら送ることが多いチームだと思うのでその作戦通りやっていますし、後にもいい打者が続くのでチャンスで回したいと思っています」

髙須大雅投手(法3=静岡)
――慶大戦を振り返っていかがでしょうか。
 「思っていたよりコントロールができていて、直球も多少甘くなっても打たれなくて、内容のいい投球ができたと思います」

――立大1回戦では7奪三振、慶大1回戦では8奪三振など、奪三振能力が光りました。
 「最初から全部三振を狙っているわけじゃないですけど、一球一球勝負してきた結果が三振につながっているのかなとは思います」

――慶大1回戦の5回表には満塁のピンチを切り抜けました。
 「自分の四球などが絡んでピンチになって、絶対に抑えないといけない場面だと思っていたので、最終的にいい結果になって良かったなと思います」

毛利海大投手(情コミ3=福岡大大濠)
――後がない立大3回戦でリーグ戦初先発となりましたが投球を振り返っていかがですか。
 「立大戦に関しては初先発ということもあり、かなり緊張していました。後がないということも頭にあったのですが、それ以上に負けられないという気持ちでマウンドに上がりました」

――先発した2試合とも5回で降板されましたが、当初から5回までの予定だったのでしょうか。
 「5回でマウンドを降りることになったのですが、打順の巡り合わせと立大戦に関しては足がつってしまったので交代しました。5回までの予定などは全くなくて行けるところまで自分が投げ切るという気持ちでマウンドに上がりました」

――リーグ戦前半は中継ぎ、後半になって先発を任されています。
 「先発も中継ぎもどちらも難しいです。先発はしっかり試合をつくることが大事になって、試合開始を任されるということでかなり緊張します。中継ぎは先発の人がつくりあげた試合を守り切るという立場だと自分自身思っていて、1点差の場面など緊迫した場面で登板する場合もあるので、中継ぎもかなり緊張します」

吉田匠吾内野手(文3=浦和学院)
――慶大1回戦では本塁打を放ちました。対戦した外丸投手のことはどのようにご覧になっていたのでしょうか。 「コントロールがすごく良くて、四隅に散らばせることもできるし、ゲームメイク力が何よりもある投手なので、数少ない甘い球をどれだけ捉えられるかかなと思っていました」

――打席に入るにあたり、狙い球などはございましたか。
 「あまり考えていなかったです。光弘(帆高内野手・商2=履正社)が本当にいいバッティングを目の前でしてくれたので、その通りに打とうかなという感じでした」

――すぐにバットを投げていましたが、当たった瞬間ホームランを確信したのでしょうか。
 「打った瞬間行くとは思ったのですが、バット投げはいい感じに振り切れると時々出てしまいます(笑)」

松本直投手(情コミ2=鎌倉学園)
ーー慶大2回戦では絶体絶命のピンチで登板されました。どんなことを考えながらマウンドへ向かったのでしょうか。
 「とんでもない場面ではありましたが、意外と緊張はしていなくて。なんかもう開き直られたというか、ここを抑えたらヒーローだなと、楽しんでやろうというくらいの気持ちで不思議と行けました」

ーー大事な局面で試合に入っていく感覚というのはいかがでしょうか。
 「あの日は完全にゾーンに入ったというか。普段からブルペンでは、登板するかもとなったら一段階ギアを上げる、オンオフを大事にしているのですが、あの試合も走者が溜まった時点で気持ちの準備をして、マウンドで投げる時にはマックスに持っていけていたのでうまく試合に入っていけました」

ーー登板して最初の打者はやはり三振狙いだったのでしょうか。
 「やはりあの場面のベストは三振だなという思いはありました。たとえば三塁ランナー返してもいいから、逆に一塁ランナーを次の塁に進めないようにとか、いろいろ考え方あると思うのですが。自分はあの時はもう目が決まっちゃってたので(笑)。三振しか狙っていなかったです」

――ありがとうございました。

[硬式野球部担当一同]