
(20)前半戦 選手コメント②/東京六大学春季リーグ戦

(この取材は5月3日~8日、電話にて行われました)
木本圭一内野手(政経3=桐蔭学園)
――東大1回戦では本塁打を放ちました。振り返っていかがですか。
「前の打席に同じボールで抑えられていて。右バッターに対して、そのボールが投げられている割合が多かったので、それで勝負してくるだろうなというのは頭に入っていました。そのボールをうまく打てたと思います」
――崩されながらも外野深くまで運んだ打球がありました。
「それほどパワーがあるとは思ってないんですけど、対応力は自信がある部分なので。対応しながらもヒットにできないと意味がないので、外野の頭を越えたり、前に落としたりという風にヒットにしていければ、もっと打率も上がっていいバッターになれると思います。それがこれからの課題でもあるかなと思っています」
――ダイビングなど果敢な守備も見受けられました。
「そうですね。あまり捕れてはないんですけど。1個のアウトを取れれば大きいプレーになるので、ぎりぎりのところは攻めています。それがピッチャーの頑張る気持ちになってくれればいいなという部分もあります」
小島大河捕手(政経3=東海大相模)
――前半戦を振り返っていかがでしょうか。
「東大戦に関してはしっかりと点を取れて良かったと思うのですが投手としては四球が多く、早大戦でも四死球を出して負けたというのがあるのでバッテリーとしてはもう少ししっかりとやっていきたいです」
――打撃好調の要因を教えてください。
「相手投手を見たりアナライザーのデータを見たりしてしっかりと準備するようにしているので、そこが結果につながっていると思います」
――ここまで打点チームトップと勝負強さが目立っています。
「打点に関しては前の打者が出塁してくれているだけなので前の打者に感謝したいと思います。しかしここまでは良くてもここから先に打てなくては意味がないと思いますし、負けられない大事な試合が続いていくと思うので頑張っていきたいです」
髙須大雅投手(法3=静岡)
――先発した早大2回戦を振り返っていかがですか。
「オープン戦から先発をやらせていただいていて、早くリーグ戦でも先発したいなという気持ちがあったので、自分の中で楽しむことを意識して投げました。直球で押せましたし、スライダー系の球種を有効に使えたので、結果を残せてよかったなと思います」
――負けられない試合での登板になりました。
「負けたら勝ち点を落としてしまうプレッシャーはあったのですが、それをあまり考えすぎず、目の前の試合に臨むことができたなと思います」
――早大・印出選手を2打席連続三振に仕留めました。
「印出選手だけでなく、早稲田打線の中軸は特にすごいので、その3人には強気で攻めるぞという気持ちで投げました」
――後半戦の意気込みをお願いします。
「もう勝ち点落とせないので、残り3カード全て勝って、一戦一戦大切にしたいなと思います」
松本直投手(情コミ2=鎌倉学園)
――早大3回戦の先発はいつどこで知らされましたか。
「2回戦が終わった後ロッカールームで、 投手コーチの西嶋コーチから告げられました。(驚きましたか)はい。今季が自分のデビューシーズンなのでサプライズではありました。でも、先発と言われた感覚としては、最初に投げる、ただそれだけという受け取り方でした。後ろには頼れる投手がたくさんいるので、先発だからとあまり気負わずに、リリーフで投げる感覚で行こうって思えました」
――毎回走者を背負う展開にはなりましたが3回を0点に抑えました。落ち着いて対処できましたか。
「そうですね。調子自体は、抜け球も多くて全然良くなかったんですけど、あんまりランナー出しちゃったと慌てることはなくて、その後しっかり切ろうというイメージを持っていたので。あとは周りの野手の方からもお声がけをいただいていたので、ピンチの時はより一層集中して投げられて結局0に抑えられたのかなって思っています。(バッテリーを組んだ小島選手からは)マウンドに来た時に『中継で映ってるからいい顔しとけ』と(笑)。初先発だったので、気遣ってくださったのかなと思います」
――一般受験で入学され、1年かけて神宮のマウンドへ。1年間モチベーションを保ち続けられた理由はどこにあるのでしょうか。
「なんなら自分はもっとかかると思っていました。具体的に何をしたかというと難しいですが、反骨心は自分の大きな原動力にはなっていて。常に『活躍してやるんだ』という気持ちを持ちながら、やることをやっていればこう結果がついてくると信じて。日々淡々と自分のことに向き合う1年を過ごして、今の立ち位置に来れたのかなと思っています。ですが、入ってしまえば同じ仲間なので。今はきっと周りからの評価は『一般なのにすごいね』というところだと思うので、明治の一員として、このピッチャーいいねと言われるようになりたいなと思っています」
光弘帆高内野手(商2=履正社)
――守備では積極的なプレーが目立ちました。
「ほぼオープン戦を含めてサードをやっていなかったので、あまりよくわからない状況でというか、試合経験もなく、という感じでした。ショートは守備範囲が広いので、少しその感覚で行ってしまう部分はあったのかなと思います。捕れる分はサードが取りに行く、とショートをやっている時に聞いていたというのもあって、自分が行けるものは全部行ってやろうかな、と思っていました」
――打席の総評としていかがですか。
「2戦目では、いい感じで初球から振れました。後ろがピッチャーなので、そういう部分では『自分が打つ』という意識が強かったと思います。3戦目は少し狙い球を絞りすぎてしまったかなと思っています。(早大・伊藤樹投手はいかがでしたか)やはり内と外をコントロール良く投げ分けてくるというか、球威もありますし。全てのボールでカウントを取ってくるので、少し一つに決めすぎていた部分はありますね。(どのように狙いを)自分は、インコースの真っすぐです。かなりシュートしてくると聞いていて、自分は8番で少しは真っすぐが多いかなとそれを狙いに行ったのですが、見事にほとんど変化球からでした。(手を焼いたのは)チェンジアップが一番厄介でした」
――早大2回戦・4打席目の適時打についていかがですか。
「あれは体が反応したというか。1球セーフティバントをしてしまったので、すぐに追い込まれてしまったところはありますが、ボールはしっかり見られていたかなと思います。最近はずっと逆方向に打つ練習をしていて、追い込まれたらファールでもなんでもいいので、とりあえず粘るということを意識しています。それが、ちょうど肘を抜いていい感じで打てたかなという感じです」
――ありがとうございました。
[硬式野球部担当一同]
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