(14)東大戦事前インタビュー① 藤田峻也主将、山口真之介内野手

2024.04.18

(この取材は3月18日に行われました)

藤田峻也主将
――昨年度を振り返っていかがでしょうか。
 「個人としては、チームを引っ張ることを目標にしていたのですが、なかなかそれができなくて悔しかったです。チームとしては最下位脱出を目標に掲げながらも達成できなかったので、個人としてもチームとしても悔しい1年だったと思います」

――今年度から主将に就任されます。理想の主将像はございますか。
 「注目されているというか、部の外からもそうですし部内でも見られる存在になると思うので、やはり行動で引っ張っていけるような選手になりたいと思っています」

――昨年度で一番印象に残った試合はございますか。
 「秋の法政3回戦ですね。やはり2回戦で勝って、次の試合で勝てると最下位脱出というところが、現実的に見えてくるところまで来たのに、それをあっさり負けてしまったので、カードを勝ち切る難しさを痛感する試合だったかなと思います」

――今年度の東大はどんなチームですか。
 「今年の代は負けん気が強い選手が多くて、1勝に対する執念も強いです。そこを注目していただけるとうれしいです」

――今オフで特に取り組まれたところはございますか。
 「去年は引っ張った打球がなかなかなかったので、広角に打球を飛ばせるように練習に取り組みました」

――明大への印象はいかがでしょうか。
 「毎年いい選手が多くて選手層が厚い印象が強いです。特に投手陣はプロに行かれた方々が抜けても良い投手がたくさんいるので、手ごわいイメージがあります」

――明大戦の打率は3割越えており、明大キラーと言っても過言ではない活躍を見せています。
 「明治戦は直近3シーズン全部開幕カードだったので、しっかりそこで結果を残せるようにその前の段階で準備できたというのが一つの要因かなと思います」

――今年度で一番対戦を楽しみにされている大学はございますか。
 「明治って答えた方がいいですかね(笑)。個人的にはやはり開幕カードの慶應戦が一番楽しみというか、そこでやってやろうという思いが強いです。やはり慶應は去年優勝してて、(高校の方は)甲子園も優勝してて、注目度が高いと思います。そんな中で開幕戦、自分たちが勝って勝ち点を奪えれば、チームの勢いもそこで大きくつくのかなと思います。そこが楽しみです。もちろん明治戦も楽しみです(笑)」

――明大の中で一番警戒されている投手はいらっしゃいますか。
 「去年対戦して、すごいと思ったのが3年生の久野くん(悠斗投手・商3=報徳学園)ですね。真っすぐも変化球も良かったです。もちろんいい投手は久野くんだけじゃないと思いますし、そういういい投手を打ち崩していくのが1つの目標でもあります」

――今年度の目標を教えてください。
 「チームとしては優勝、個人的には勝負どころで結果を残せる選手になりたいと思います」

――今年度の意気込みをお願いします。
 「自分自身は高校3年の時に新型コロナウィルスの影響で、最後の大会がなくなってしまって、練習できない期間もありました。今までなかなか結果を残せなかったのですが、野球人生最後の1年でなんとか活躍する姿を見せればと思います」

――ありがとうございました。

山口真之介内野手
――昨年度を振り返っていかがでしょうか。
 「チームの中では割と打たせてもらった方ですが、あまり個人的な結果が納得していないので、まだまだやることが多いなと思った1年だったと思います」

――最上級生としてチームを引っ張る立場になられます。
 「主将の藤田くんがメンタルなど、いろいろな精神面でチームを引っ張ってくれると思うので、自分は実力というか、結果でいい背中を見せればと思います」

――今年度のチームの雰囲気はいかがでしょうか。
 「みんなが放った安打をみんなで喜べたり、みんなが奪った三振をみんなで喜べたり、同じ方向を向けてちゃんとやっていると思います」

――リーグ戦6試合連続出塁中です。意識されている部分はございますか。
 「春は割と自分は下位打線で、早い段階で代打を送られたりだったので、春が終わってからずっと、1試合をしっかり出ることを目標にして頑張っていたので、打率よりも出塁率を気にしていました。それが結果として出てくれて良かったと思います」

――今オフに特に取り組まれたところはございますか。
 「やはり打撃に一番力を入れて、コンスタントに打ったり出塁できるような準備はやっていました」

――今年度は中軸として打線を引っ張ることになります。特に意識されていることはございますか。
 「チーム最初の出塁と、チャンスで打つというのがやはり一番すごいことだと思います。後輩たちにはプレッシャーが結構あると思うので、そこは4年生が最初の突破口を開いたり、チャンスでちゃんと打って返したりという、大事なところで打てるような最上級生になれたらいいなと思います」

――勝負強い打撃が光ります。秘訣(ひけつ)はございますか。
 「変わっているかもしれないのですが、自分はチャンスの方が打ちやすいと思っています。走者がいる方が守備もプレッシャーがかかってて、ヒットゾーンも広くなり、投手も慎重に投げてくるので、配球が絞りやすくなると思います」

――明大への印象はいかがでしょうか。
 「接戦になったとしても絶対に勝ち切ってくるという、大差だろうか接戦だろうか絶対勝ってくるというイメージで、やることをちゃんとやっている、とても素晴らしいチームだと思います」

――今年度の意気込みをお願いします。
 「個人的にはベストナイン取れるように、チーム的には最低限は最下位脱出で、どのチームにも勝つことを目標にしているので、優勝できるように頑張ります!」

――ありがとうございました。

[李翔恩]