
(102)秋季リーグ戦後インタビュー 久野悠斗投手

(この取材は10月24日に行われました)
久野悠斗投手(商2=報徳学園)
――法大戦を振り返っていかがですか。
「1戦目と2戦目に投げさせてもらって、結果はゼロで行けて良かったかなと思います。2戦目逆転されての状況でマウンドに上がって、結果的には3球でアウト二つ取れたんですけど、非常に危ない打球を二つ打たれたというのと、次の回でも四球二つといい当たりで崩れかけたというのは、本当にまだまだ情けない部分があるんだなと、すごく感じました。あそこでもうちょっと良い内容で終われてたら、試合の展開も変わったかなと思うので、そこは今後突き詰めていけるように、これからは3年生になってきてからは、投げるだけ抑えるだけではなくなるので、そこを今後の課題としてやっていこうと思います」
――今季は厳しい場面での登板が多かったです。ご自身のメンタルをどういったふうに調整されてきましたか。
「今季はピンチの状況、もしくはランナー1塁で強打者2人という状況が3回くらいありました。特にメンタルは、いつもと変わらずというわけではないんですけど、気負うことなく目の前のバッターを、というのがまず一つと、あとブルペンの段階である程度、ベンチからこうなったら行くぞという指示があって、もちろん自分もこの場面なら自分に変わるなという予想をしながら肩を作っているので、それに関しては気後れすることなくできていたかなと思います」
――今季は全カード登板されました。振り返っていかがでしょうか。
「今季は調子があまり良くなかったというのはまず、一番最初に思い付くことで、本当にリーグ戦入る前から調子がいまいち上がってきてない状況だったので、後半にかけて良くなったんですけど、それでもまだ全然物足りないなというのがあって、そんな状況の中でも、結果的にはリーグ戦10イニングちょっと投げて無失点で終われたのと、3試合の火消しのケースでもしっかり投げ切れましたし、それに関しては大きな経験はできたかなと思います」
――リリーフとして活躍されました。来年に向けて先発願望はありますか。
「来年はやっぱり土曜日の第一先発を狙って、チーム内の競争を勝ち抜くつもりでいます。今季リリーフに専念できたことが非常に、来年の競争に役に立つかなと思います。ピンチの状況で行くとか、流れの悪い状況で行くとか、いろんなパターンがあって、そういう状況の中で投げることが経験できたのは、本当にリリーフの特権かなと思います。本当に今季はいい経験を積めたなというのはあるので、それを上手く利用し、来年しっかり先発を勝ち取っていけるように頑張っていこうと思います」
――エースナンバーの11番をつけたい気持ちはありますか。
「いやそこは、こだわりはないというか、もちろんエースナンバーをつけることはないですけど、まあ、それはとりあえず4年でそれはつけたいので、来年は背番号よりも先発することが大事かなと思います。仕事というか、それがまず目標なので、結果的に背番号11をもらえたら、それはそれでうれしいですけど、今は特にこだわりはないです」
――3年生になられます。特に意識されていることはありますか。
「ピッチャー陣の主力は大きく変わってしまいますし、来年優勝するにはピッチャー陣の奮闘が必要だなと思います。チームを引っ張っていくのは4年生であって、自分はまだ3年生ですけど、ピッチャーとして引っ張っていけるように、去年から投げさせてもらっているし、投手陣の先頭に立って引っ張っていける存在になれたらなと思っています」
――春季リーグ戦の祝勝会では『3年生の久野です』と言われていました。あれはわざとやられたのですか。
「いや、あれは何も考えずぼーっとしていたら、普通に間違えてしまいました(笑)。それで雰囲気がおかしくなって、なんか自分がやらかしたかなと思っていました」
――今季の目標である〝ケガしないこと〟を達成できました。
「リリーフだけだったので、楽というか達成するのはあまり難しいものではなかったので、予定通りではあったのですが、体のコンディションが悪くて不調というのがなかったので、そこに関しては良かったかなと思います」
――オフ期間に取り組みたいことはありますか。
「オフ期間の取り組みについては、シーズン中から少し考えていました。体力や経験はもちろん向上しましたが、まだまだ体の使い方が上手くいっていないというのを感じたので、それを突き詰めて上げていかないといけないですし、トレーナーとも話して、去年とはまた違う取り組みを入れようと考えているので、いろいろ試しながらやれたらなと思います」
――ありがとうございました。
[李翔恩]
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