(78)慶大戦事前インタビュー① 廣瀬隆太主将、宮崎恭輔捕手

2023.10.13

(この取材は8月25、31日に行われました)

 

廣瀬隆太主将

ーーラストシーズンを迎えますが心境はいかがですか。

 「いよいよラストシーズンだなっていう気持ちがありますね。キャンプもラストキャンプだなっていう風に感じましたし、ついにラストだなという気持ちが込み上げてきました」

 

ーー昨季を振り返っていかがですか。

 「明治法政には惜しくも負けてしまったんですけどその他の3カードはしっかり勝ち越して、明治の一敗は慶応がつけたというところで秋は勝ちたいですね」

 

ーー昨季でのチームの課題はございますか。

 「チームとして足りなかったのはリーグ戦を戦う体力が足りなかったというところです。試合終盤でのパフォーマンスが足りないという風になったので、その中で厳しい練習をやってきたのでそこは改善されていると思います」

 

ーーご自身の打撃はいかがでしたか。

 「ホームランこそは打てたんですけど率が欠けていたのでそこはシーズンの課題として改善できればと思います」

 

ーー大学日本代表として日米野球にも出場されました。いかがでしたか。

 「やはり去年も選んでいただきましたし、チームメイトのレベルが高いです。自分はまだまだと痛感しているので練習しないといけないと感じました」

 

ーー今季に向けて取り組んだことはございますか。

 「バッティングでタイミングの取り方に春はムラがあったのでそこの再現性を高めるために練習しました」

 

ーー主将として大切にされていることはございますか。

 「部員の手本にならないといけないのでプレーでもそうですが、練習での振る舞いでも見本になれるようにと思っています」

 

ーー今シーズンのチームの強みはございますか。

 「4年生の団結力が強いなと。去年までは下級生が中心となってチームをつくっていたんですけど今年は4年生のチーム力というのは例年以上にあると思います」

 

ーー母校の慶応義塾高が甲子園で優勝しました。どうご覧になっていましたか。

 「圧倒的に強かったっていうのが印象で僕たちも日本一を目指してやっていたんですけど、まさか数年後に後輩が達成してくれるとは思ってなかったです。大学生も刺激をもらったので高校も大学も日本一になれるように頑張りたいです」

 

ーー今季の意気込みをお願いします。

 「春は惜しくも3位という結果に終わったので今季こそはリーグ優勝、日本一を達成できるようチーム全員で頑張っていきたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 


宮崎恭輔捕手

――春のシーズンは振り返ってチームとしてはいかがでしたか。

「そうですね。リーグ戦経験者が少ないっていう中で、思ったより戦えたっていう自信もありましたし、やっぱり勝ち切って優勝できなかったっていう悔しさもあり、手応えと悔しさもどっちも感じるシーズンになりました」

 

――悔しさの部分ではどういったことが大きかったですか。

「そうですね、攻撃の面でやっぱりいいピッチャー、明治大学だと村田(賢一投手・商4=春日部共栄)だったり蒔田(稔投手・商4=九州学院)だったりから点が取れなかったり、法政だと篠木や尾﨑から点が取れなかったので、そういった好投手をどう打ち崩すかっていうことが、この秋のシーズンのポイントになってくるのかなと思っています」

 

――個人としては振り返っていかがでしたか。

「やっぱりキャッチャーなので、どうしてもチームの勝ちに1番関わってくるポジションなんで、そこで勝ちきれなかったっていうので、自分自身の責任の大きさっていうのはすごい感じたので、とても悔しかったなと思っています」

 

――個人としては、春の課題を経てどのような取り組みをここまでされてきましたか。

「個人としては、 やっぱり代表も経験して、バッティングはまだまだ足りないなっていうところで、逆方向にどれだけ強い当たりが出るかっていうところをメインにやってきて。守備面は、個人のスキルアップもそうなんですけど、やっぱりピッチャーとのコミュニケーションをより多く取って。ピッチャーと一緒に打ち取るイメージ、引き出しを増やしていくってことをすごい多くやってきました」

 

――今季、実際に明大と試合をして、印象としてはいかがですか。

「昨年に引き続き選手の能力は高いですし、主力もほとんど残っているので、やっぱり1番強いなっていうのは、 リーグ戦をやっていてもとても感じました。怖いバッターも多いですし、 攻撃もスキがないというか、どっからでも点が取れるような打線なので、気が抜けない試合で、どう勝ち切るのかっていうところが今後の課題で、この夏ずっと取り組んできたっていう感じですね」

 

――春で見てみると、明大が唯一負けたのが、慶大でしたけど、そこに関してはいかがですか。

「それはうちのチームとしても自信にしていいのかなとは思う反面、やっぱりそこで勝ちきれなかったのが弱さだとは思うんで。 もう1個勝ち切れるような対策であったり、チームとしての方針というのを確立していけばいいかなと思っています」

 

――打者として実際に打席に立ってみて、投手陣の印象っていうのはいかがですか。

「やっぱりコントロールが良いので、村田にしろ、蒔田にしろコントロールミスの失投を逃さないかっていうところと、得意な球をいかに潰すかっていうところにフォーカスして頑張っていきたいなとは思っています」

 

――キャッチャーとして、野手陣の印象はいかがですか。

「やっぱり足の速いバッターもたくさんいて、そこで上田(希由翔主将・国際4=愛産大三河)と宗山(塁内野手・商3=広陵)っていうところが1番のポイントになるのかなとは思っていて、その2人を抑えないと勝てないと思うんで、対策をしていきたいなっていうところと、その前にランナーを出さないことが大事になるかなと思うんで、チーム全体で意識してやっていけたらなと思っています」

 

――大学代表やオールスターなどで、明大の選手と関わったりはしますか。

「代表の2人とは、会ったらよく話します。2人というのは僕がキャッチャーだったので、村田蒔田と結構仲良く話させてもらっています。3人ともブルペンにいる時間が長かったので、 謎の結束力というかは生まれましたね(笑)」

 

――この秋に期待している選手はいますか。

「期待といった面では、斎藤快太が8番ショートっていう守備がメインだとは思うんですけど、バッティングをずっと練習しているのは、僕が同部屋ですごい知っているので、 1番期待したいかなとは思っています」

 

――秋季リーグ戦目標を、個人とチームで教えてください。

「チームはもちろん、リーグ戦優勝、日本一っていうところを目標にやっていきたいなというところです。個人としては、やっぱりキャッチャーなので、 チームの優勝に導くっていうところと、成績で言うと、ホームラン3本は打ちたいなと。3割5分でホームラン3本は打ちたいなと思っています」

 

――最後に意気込みをお願いします。

「そうですね。やっぱり明治が今この2年間3連覇ということで、まあなんとかその4連覇を阻止できるように、 優勝目指してチーム一丸となって頑張っていきたいなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

 [中村謙吾、久和野寛人]