
(74)早大戦 選手コメント②/東京六大学秋季リーグ戦

(この取材は9月26日~28日、電話にて行われました)
宗山塁内野手(商3=広陵)
――3試合で計8安打と状態の良さが目立ちました。
「東大戦が終わってから、試合前の調整を見直したことが要因の一つとしてあります。体の張りや動きにくい部位などをなくし、土曜日に一番フレッシュな状態で臨めるようにという視点を重要視しました」
――3回戦の第一打席で放ったタイムリーは結果的に決勝点になりました。
「試合の主導権を握るためにも、とにかく最初の1点が重要だとは思っていました。追い込まれていたので、狙い球を絞るというよりも反応で変化球を打つことができました。今季は打点にこだわりたいと思っていたので良かったです」
――今季ここまでは打順を動かしながらの戦いが続いています。
「1番・3番・4番・6番あたりを固定できれば、チームとして強いと思います。ですが、それ以外は流動的でも良いくらいの選手がそろっているので、動かしながら戦っても面白いと感じています。自分の考えとしては、いくつか大事な打順は固定した方か良いのではないか、という程度です」
飯森太慈外野手(政経3=佼成学園)
――2回戦では全打席で出塁するなど1番打者として役割を果たしました。
「出塁を多くできているっていうのはすごくいいことだと思っていますし、相手も自分を警戒してくれているっていうのが伝わってくるのでそういう選手になれていることは自分の中で大きな収穫です。相手のシフトであったり配球もチェンジアップを多くしてくるなど1番打者として自分を先頭で出したくないと思ってくれているのはよかったと思います」
――ご自身の中で安打を打てるコツのようなものはございますか。
「打っていたとしても次の日打てるかどうかは不安ですし、いつ自分の打撃が不調になるかもわからないので、絶対にこれができているから打てるっていう感覚みたいなものはないですね。次の試合までの平日と試合当日のアップであったりとかバッティングだったりを妥協せずに1週間しっかりできればそこまで大崩れすることはないのかなという風に思います」
――同学年の宗山選手が驚異的なペースで安打を放っています。どうご覧になっていますか。
「また前の宗山に戻ってきてしまったなと(笑)バッティング練習とかを見ていて足を上げた時に全く体がブレていないので。(宗山選手のバッティングで取り入れたい部分は)いやもう全部ですね。宗山のバッティングって基本に充実というか天才的な打ち方というよりかは教科書通りの打ち方なので全部まねしたいですね」
直井宏路外野手(商3=桐光学園)
――早大2回戦は代打でヒットが出ましたが振り返っていかがでしたか。
「前日の反省を生かし、初球から振りにいけたのが良かったと思います。前日の試合後に中村奎太(令5国際卒・現三菱自動車岡崎)さんにタイミングのアドバイスをもらったので、それを生かしました」
――早大との3試合における直井さんの状態はいかがでしたか。
「調子は良かったのですが、結果がなかなか出ないので。しっかり修正して立大戦で結果を出したいです」
――結果が出ていない中この短い期間で修正するのは難しいと思いますが、それについてどのように考えて練習されていますか。
「やはり自分が思う駄目だったところと、人から見ての『ここが課題』っていうのは違うので、そこを組み合わせていくという感じで。自分の意見だけではなくて人にも意見もらったりして、それをなんとか修正できるようにという感じでやっています」
浅利太門投手(商3=興国)
――1回戦で2イニング、3回戦で3イニングを投げました。
「日曜日の2回戦は他の投手が投げてくれたおかげで休みを取ることができ、月曜日の3回戦は体力的な厳しさもなく、むしろ1回戦よりも良い感覚で投球することができました。ですが3回戦の3イニング目は高めに浮くボールが目立ってしまったので、そこは改善点です」
――普段の直球とフォークに加え、カット系のボールもありました。
「そうですね。カットボールを4球前後、カーブを1球投げました。カットボールはカウント球として使いましたが、島川叶夢選手(早大)の打席では追い込んでからも投げました。カーブは先発で投げる時に使うボールで、リリーフの時はあまり重要視していないのですが、自分の投球の指標になるボールです」
――解説者の広澤克実氏(昭60文卒)が投手のリリースポイントに言及していました。
「(リリースポイントに関して)もちろん球持ちがいい投手は球速以上にボールを速く見せることができるので重要です。ですが自分が球速を上げる中で感じたこととしては、リリースが前になりすぎると体の連動がうまくいかないので、後ろでリリースするイメージを持った上で球持ちを良く投げるという感じで投げています。リリースを前にするというより、胸郭や胸の可動域を使って前で投げるイメージです」
榊原七斗外野手(情コミ1=報徳学園)
――初戦、代打で登場し放った同点打を振り返っていただけますか。
「ランナーのいる状況だったので、ゲッツー取れたら相手は一番良いのかなというのは分かっていました。なので、落ちる球を最低限外野まで運べたらという意識で打席に入りました。その結果うまくつながったので良かったと思います」
――3回戦では最初の打席で二塁打を放ちました。
「運があったとしか言いようがないと思います。3試合とも運があってヒットになったり、出塁できたりしたことが多かったので、積極的に行かないとそういうことも生まれてこないんだなと思いました」
――ベンチ入りする1年生が増えました。同期が近くにいるというのは精神的に楽ですか。
「春よりは楽な感じはありますが、それでもライバルだと思ってやらないと自分のレベルアップにはつながらないと思うので、身近に感じながらも甘えずに日々頑張っています」
――ありがとうございました。
[硬式野球部担当一同]
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