(73)早大戦 選手コメント①/東京六大学秋季リーグ戦

2023.09.29


(この取材は9月26日~29日、電話にて行われました)

 

上田希由翔主将(国際4=愛産大三河)

――2戦目では宗山塁内野手(商3=広陵)との〝MU砲〟で猛打賞でした。

 「それほど気にしてないですが、(宗山が)打ってくれればいい流れもできるので、それにつなげたいという気持ちと、つながってくれればという思いで。(3、4番が打つとやっぱりチームも盛り上がるというか、そういう意識もありますか)春はそんな感じもありましたが、そこまで頼っていないと思いますし、頼っていてもダメだと思います。そこまで頼り切っていないと思うので、あまり心配というか、そういうのもしてないです」

 

――その試合では打席に入る前の選手にいつもより多く声をかけていらっしゃった印象です。

 「具体的なことは全然覚えていないのですが、『頑張れよ』といった言葉をかけていたと思います。(ご自身が猛打賞ということで、投手の情報なども話されていましたか)いや、それほど話していなかったような気がします。ですが全体の前では、気をつけるところだったり、いつも通りに話していたと思います」

 

――このカードで70打点の大台まであと3打点、六大学記録の81打点も狙える位置になりましたが、思いはございますか。

 「何も思っていないです。全然何も思わないですし、気にしている余裕もないです」

 

菅原謙伸捕手(政経4=花咲徳栄)

――2回戦からのスタメンでした。監督から言われたことなどはありますか。

 「試合の日の朝に石原(勇輝投手・商4=広陵)と呼ばれて『今日(スタメンで)行くから、弱気にならずに攻めてくれよ』と言われたので、その時から自分がスタメンなんだと思って準備していました」

 

――3回戦での貴重な適時打を振り返っていかがですか。

 「1―0というシビアな展開だったので、ここを逃せば今度は早稲田さんの方にチャンスが来てしまうと思いました。自分が決めてやるという気持ちとともに吹っ切れたというか。悩んでいる場合でもなくなり、思いっきり行くしかないと思いましたね。(野手の間を)抜けていって、まずは良かったなと思ったのと同時に、ベンチやスタンドのみんながすごく喜んでくれているのが目に入って。より一層身が引き締まるというか、負けちゃいけないなと思うようになりました」

 

――ワンバウンドの捕球など守備面も光りました。個人的に良かったと思う場面はどこだと思いますか。

 「(ワンバウンドは)戸塚助監督に普段から厳しく言われていたので。捕るのは自分達の仕事ですし、それを信じてピッチャーが投げてくれていました。良かったところは勝てたことです。ここが、とかではなく、厳しい状況から勝てたのが良かったところです」

 

堀内祐我内野手(文4=愛工大名電)

――早大1回戦では1打席目で安打を放ちました。

 「1日1本は打ちたいと思っているので、そこで打てたのは良かったかなと思います」

 

――早大戦でも安定した守備が多く見られました。

 「打てていないので、守備で失敗することがないように、一層集中して守っていました」

 

――安打が中々出ない中でも、捉えたあたりというのはかなり見られます。

 「そうですね。捉えてはいるんですが、まだしっくりこないというか、なかなか結果が出ないです」

 

村田賢一投手(商4=春日部共栄)

――早大3回戦の投球を振り返っていかがですか。

 「吹っ切れて新たな気持ちで臨んで、いつも通りの投球を見せられたので良かったと思います。(1回戦からの変化は)単純に調子ですね。少しケガをして調整が遅れていた部分があって、投げるイニングが今まで足りていなかったと思います。ここから上がってきたなという感覚です」

 

――試合を通して良かったことを教えてください。

 「三振を取りたい場面で取れたことですね。あとは、あまり先頭を出さなかったことです。熊田(早大)の時は外野フライでも点を取られてしまう場面だったので、三振を狙いにいきました」

 

――投球フォームで春から変えた部分はございますか。

 「かなり変わったと思います。全日本、大学代表に行かせてもらって胸の張りとか捻転とか重要だなと感じたので、集中的に取り組んできました」

 

石原勇輝投手(商4=広陵)

――投球を振り返って良かった点はございますか。 

 「左バッターのインコースっていうのを、しっかり投げられたのは良かったところかなと思います。相手バッターも自分のスイングとかが、そこの部分ではできてなかったのかなと思います」

 

――今試合は菅原謙伸捕手(政経4=花咲徳栄)とのバッテリーでした。

 「4年間一緒にやってきて、自分は信頼というか信用しているので。構えだったり、『しっかり投げろよ』みたいなサインも出してくれたりで、心強いというか、自分はとても投げやすい印象はあります」

 

――チームの状況はいかがですか。

 「波に乗ってきているというのは感じています。ただここからは一戦も落とせないので、みんなで気を引き締めてやっていきます」

 

――ありがとうございました。

 

[硬式野球部担当一同]