(62)秋季リーグ戦開幕前インタビュー 上田希由翔主将

2023.09.08


(この取材は8月31日に行われました)

 

上田希由翔主将(国際4=愛産大三河)

――オープン戦、かなり試合数もこなしたと思いますが、調子はいかがですか。

 「まあまあです。チーム的にあんまり勝ってないので、ここからしっかりやっていければなという感じですね。(個人としてはどうですか)個人は別にあんまり考えてないです。なんでもいいです。チームが勝てれば」

 

――3カ月間の侍ジャパンの経験はどんな経験でしたか。

 「意識の高い人たちとやりましたけど、やっぱり明治の方がいいなとは思いました。(どういったところが)やっぱりやりやすいですし、一人一人考えてる意識の高さはやっぱりこっちの方が高いなって。やってみてそう感じてました」

 

――日米野球では救急搬送されるアクシデントもありました。

 「けん制が首に当たって、それで動けなくなったんで、救急車来てもらって。(結構心配されたりしましたか)ぼちぼちラインで来てたんで、返信はできたんで、返信して、みたいな感じでした(その後の影響は)全然大丈夫です」

 

――アメリカの選手とは話されましたか。

 「日常会話ぐらいはしましたね。英語でイエスかノーとかで答えられるぐらいの英語で会話してたりとか、一塁行って今日投げるの?とか。このピッチャーマックス何キロ?みたいな感じで聞いてきたりしたんでそれに答えてたり。(今日投げるというのは)向こうのファーストがピッチャーもやる人だったんで、今日投げるの?って感じで聞いてました」

 

――アメリカで野球をしてみて将来メジャー行きたいなとも思ったりされましたか。
 「WBC目指して頑張りたいなとは思いましたね」
 

――侍ジャパン高校代表との壮行試合はどうでしたか。

 「そうですね、それなりに活躍もできましたし、注目されてる中で、ああやって打てたのはよかったですけど、高校生に少しでもいい影響というか、手本見せられたんじゃないかなとは思ったので、それはそれでよかったなとは思いました」
 

――結果は猛打賞に本塁打。試合前から調子に手ごたえはありましたか。

 「いや、もうずっと始まるまで緊張してたんで、一本出てほしいな、ヒット打ちたいなぐらいでした。(緊張されてたのが珍しいなと感じます)いや自分常に緊張してますよ。全然緊張してます。(それがいい方に結果に出た)そうですね。でも、やる前までは、どうしようどうしようみたいな、結果出なかったらどうしようみたいな、マイナスなことばっか考えちゃうので。いい方に今のところ行っているので、それはそれでいいんですけど。負けちゃいけないのでそれがすごい緊張しましたね」
 

――今の明大にも通じる種類の緊張という気がします。

 「そうですね、同じように優勝しなきゃいけない立場にいるので、優勝できなかったらどうしようみたいな感じです」

 

――この夏成長したと思うことはありますか。

 「今まで自分一人のことでいっぱいいっぱいだったんですけど、まあ、周りを見れるようになりつつあるのかなっていうのは思います。(技術面はどうですか)去年からやり続けてることをやっているだけなんで。ま、自分ではなかなか判断しづらいですけど、周りがどう思ってくれてるかって感じですかね」

 

――この秋はドラフト会議も控えています。率直に今どう思っていますか。

 「何も思わないようにしています。そこを気にしててもどうしようもないんで、チームが勝つためにとしか考えないようにしているし、もう今はもう考えないようにしようじゃなくて、もうそれが普通になってきたので、チームのことを最優先で。みたいな感じです」
 

――地に足をつけて野球をするために心掛けていることはありますか。
 「キャプテンが一番頑張らなきゃいけないと思って練習とか分析やってるんで、一番頑張ろうと思ってやっているし、打てなかった時とかに態度出さないように、常に自分のことでいっぱいいっぱいにならないように、それを周りにも悟られないようにやっています。(元々は)3年までは多分態度に出ていたし、4年生にもバレてたと思うんで。言われたりもしましたし」

 

――ラストシーズンに特別な思いはありますか。

 「後輩にいいバトンをつなぎたいっていう気持ちもありますし、日本一を自分たちの代で取りたいっていう話は結構していて、 達成できればなっていう気持ちではいます」
 

――この3年半毎日欠かさなかったことはございますか。

 「なんだろう、洗濯とか?(笑)欠かさなかったって言ったら。ノートも新チームになってから書き始めたし……。でも常にレベルアップしようと思ってやり続けてたことは、3年半欠かさずやり続けてたことかなと思います」
 

――ノートというのが気になります。

 「人には見せられないです(笑)自分の思ったこと書いて、オープン戦の感想とか、今自分が思ってることとか、今日はどうだったとか。(新チームになってから書き始めたというのは)友達にたまたまノートもらったんで、このノート使ってみようと思って書き始めたっていう感じですね」

 

――今季は個人としてもチームとしてもどんな成績を残したいですか。

 「個人はチームが勝てるような成績を残せたらいいし、チームとしても日本一、リーグ優勝果たしたいなとは思ってます」

 

――ありがとうございました。

 

[栗村咲良]