
(60)秋季リーグ戦開幕前インタビュー 村田賢一投手

(この取材は8月16日に行われました)
村田賢一投手(商4=春日部共栄)
――大学日本代表に選出されましたが、どんな経験になりましたか。
「ピッチャーとは基本的にみんなと仲良くなれました。いろいろなことの刺激をもらえて、その中で自分にいる物と、いらない物を取捨選択しながら、自分でつなげればいいなと思っています」
――ここまでの大学野球生活は振り返っていかがですか。
「1年生の頃は大学野球というのをあまり分からなかったです。もう慣れるだけみたいな感じでした。2年生から、だんだん練習も多く取り組めるようになってきて、3年目から先発を任されてきて今となっているので、練習面や取り組みの姿勢という面で、成長を感じています」
――2年次春のケガの期間はどのようにモチベーションを保ってきましたか。
「ケガの時は、竹田さん(祐選手・現三菱重工West)とかと練習一緒にしてたというのもあって、こういうことが必要なんだというのが分かってきて、その期間でケガしないための体作りの習慣ができました。また、ケガしてやっともうちょっと練習しなきゃダメなんだなというのに気づけました。(竹田さんはその中で大きい存在だった)そうですね。一緒にずっと練習させてもらっていて、高校、大学ともに実績あるピッチャーの下でこういうことが必要なんだっていうのは学ばせてもらいました」
――幼いころから野球漬けの毎日でしたか。
「野球漬けでしたね。小学生の頃の方が野球漬けでした。もう小学校行って、夕方父親が帰ってきたら練習してというのを毎日毎日繰り返していました。(どういった練習をされてましたか)今でこそピッチャーですけど、当時はひたすらバッティング練習してましたね。校庭の高いネットに打ち込んでいました」
――ここからリーグ戦に向けて取り組んでいきたいことを教えてください。
「今から体を作るというのは無理だと思っています。なので今の自分からプラスになる要素、例えば自分で言うと球速だったり、何かもう一つ上のレベルの変化球や、よく言われる間とか、テンポとかという部分を、アピールしていきたいなと思っています。(球速に関しては)球速に関しては、ちょっと上がる感覚はつかんでいます。それも大学代表で、刺激もらったおかげで、別に何を変えたとかいうわけではなく、周りが球速の速い人ばかりで投げるイメージができました。その中でもやっぱり自分の投球スタイルを崩さずにいきたいなとは思っています」
――明大の投手陣で期待している選手はいますか。
「結構下級生がいいなと感じています。3年生、4年生がやるのは当然なんですけど、特に2年生。久野(悠斗投手・商2=報徳学園)とか、髙須(大雅投手・法2=静岡)とかはもちろんですけど、他のところで、毛利(海大投手・情コミ2=福岡大大濠)とか大川(慈英投手・国際2=常総学院)とかは期待していますね。もう2年目でそろそろ何かやらなきゃいけないっていう人たちが、何かしてくれるんじゃないかなと思っています」
――昨季を終えて、日本一になれなかった。やはりチームとしてそこに対する思いが強いですか。
「そうですね、目標だったので、本来取らなきゃいけなかったんですけど。終わったわけじゃないので、やっぱりもう一回取らなきゃいけないというところで、みんな今燃えてやってくれていると思います。(自身も燃えていますか)2回同じ相手に負けるわけにもいかないですし、東都に負けるわけにもいかないですし。かと言って、他の大学に負けるわけにもいかない。そのためにまず、リーグ戦勝とうと思っています。(全日本大学選手権の決勝戦は大きな出来事でしたか)大きかったですね。いろいろな物を収穫できた。もうちょっといけるなというのはあったので、マイナス面を知れたという部分では良かったかなと思っています」
――秋に向けての意気込みをお願いします。
「全国の前にここを倒さなきゃいけないので、それを倒してからだと思うので、しっかり準備していきたいと思います」
――ありがとうございました。
[中村謙吾]
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