
(52)秋季リーグ戦開幕前インタビュー 飯森太慈外野手

(この取材は8月31日に行われました)
飯森太慈外野手(政経3=佼成学園)
――昨季は首位打者を獲得されましたが、打撃ではどのようなことに取り組んでいますか。
「初めは長打を狙ったりもしたんですけど、やってみてそんなにうまくいかなくて春からの時間がなかったのであまり変えられなかったですね。でも悔しいのレベルが上がりました。今までは2割くらいしか打てなかったですけど、今は自分がある程度打てるものだと思って打席に立っているので悔しさは増していますね」
――今季に向けてどのような練習をされましたか。
「コンタクト率を上げるということを意識しました。あと今年の夏は体を回復することに重きを置いたというか、体が正常な状態で動かないと技術は成長しないので、まずは体を自分が思った通りに動かせるようにしました」
――体の回復とは具体的にどのようなことをされましたか。
「ピラティスですね。ストレッチとかもやりました。明治の選手が通っているところで今年の春から行き始めました。間違いなく疲労回復になります」
――7月には大学日本代表の候補合宿にも参加されました。
「日本一を経験して首位打者も取れて、少しだけ上のレベルに入れた気がしていたんですけど、見事に自信をへし折られた感じで逆にそれが謙虚にいける要因になったと思います」
――今季は他大からの厳しいマークが予想されます。
「インコースをついてくると思うんですけど、ずっとインコースをピッチャーも投げられるわけではないので、投げられなかったところをいかに攻められるか、ミート率を上げていかに相手の失投を打つかというのが勝負だと思います」
――参考にしている選手はいらっしゃいますか。
「宗山(塁内野手・商3=広陵)のバッティングはずっと見ていて、宗山は『スイングの軌道を気にせず、体が上手に回ればバットが勝手についてくる』と言っていました。自分は逆にバットの軌道ばかり考えていたので参考になります」
――活躍に期待したい選手はいらっしゃいますか。
「小島大河(捕手・政経2=東海大相模)です。あいつはまだ世間が思っているほどの選手じゃないです。大学日本代表で正捕手になってプロに行くような人間だと思うのでまだまだ全然ですね」
――今季も首位打者は狙われますか。
「首位打者も取りたいですけど、自分はまだ一回しかいい成績を残せていないのでもう一回これを続けることですね。自分は欲を出すとダメなのでチームバッティングを徹底することがいい成績への近道だと思います」
――今季への意気込みをお願いします。
「首位打者をもう一回取って、満票でベストナインを取って、盗塁を2桁決めて、4連覇して日本一になります!」
――ありがとうございました。
[久和野寛人]
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