(48)春季リーグ戦後インタビュー 上田希由翔

2023.06.06

 

(この取材は5月27日に行われました)

 

上田希由翔主将(国際4=愛産大三河)

――春季リーグ戦を振り返っていかがですか。

 「優勝できたので良かったと思いますし、リーグ戦を通じて全体的にも成長できていたので、それは良かったのかなと思います(どのあたりにそれを感じましたか)なかなか最初は自分たちの野球ができていない中での試合だったので、後半になるにつれて自分たちの野球を出せていたのかなという感じがするので、そういう部分で成長ができたかなと思います」

 

――ここまでの3年間6シーズンと比べて違うところはございましたか。

 「今までは自分のためにということが多かったんですけど、今はもうとにかくチームのためにと思ってやっているので、そういう気持ちの面で今シーズンは違ったかなと思いました」

 

――例年リーグ戦前に目標を立てられていますが、今季は立てられましたか。

 「今年は立てていないですね、個人的な目標というのは立てずにやっていました。チームが勝てればという思いでやっていました」

 

――リーグ戦中声掛けをよくされていました。意識していたことはございますか。

 「マイナスなことを言っていてもしょうがないので、プラスなことを言い続けてチームの士気を下げないようにという風には考えていました(具体的にはどんなことを)あまり覚えていないんですけど、その時思ったことをきれいな言葉にしても伝わらないので、その時思ったことを言い続けていたとは思います」

 

――チームの雰囲気が変わったと思ったタイミングはありましたか。

 「逆転する場面が多かったので、逆転していく中で、雰囲気がいいからなのかなとちょっとずつは思っていましたし、途中から試合だけ雰囲気上げるのもどうかと思っていたので、試合始まる前から雰囲気上げるようにはしていました。瀨(千皓外野手・営2=天理)と内海(優太内野手・商1=広陵)がムードメーカー的な存在にはなっているので、そいつらに声掛けて声出ししてもらったりとかが多かったですかね(内海選手は意外ですね)自分もそうだと思っていたんですけど、結構面白くいろいろやってくるというのに気付いたので、もう任せてやってもらっていました(どんなことを)外でアップをしている時に歌ってくれたりとか、声出ししてくれたりという感じですね(その2人に声を掛けてということでしょうか)声掛けというか、円陣の中でみんなに今日頑張ろうとか言うのを内海と瀨に任せていたことが多かったです」

 

――チームをまとめるために取り組んでいたことはございますか。

 「まとめようとはあまり思ってないですけど、メンバーがしっかりやってくれなきゃ他の人には言えなくなっちゃうので、まずはメンバーがしっかりしてよとは言っていました」

 

――リーグ戦期間中、主将として意識していたことはございますか。

 「後半になるとやっぱり打率とかホームランとかが数字として表れちゃうので、個人の結果をどうしても気にしちゃうんですけど、そこはあまり気にしないように、本当にチームが勝つためにというのを考えながらやっていました」

 

――余談ですが、いつもプレートにボールを置くのが丁寧です。

 「あれも一つの明治のルールなので、監督があそこだけはちゃんとやってくれと言っていたので、ちゃんとやるようにしています」

 

――スタンドでも上級生を中心に盛り上げていました。

 「最初の方はなかなか応援、スタンドに来てくれなくて、ちょっと寂しい感じにはなっていたんですけど、自分が就活生を集めて『大した結果は出してないけど応援してほしい』という風に伝えたので、そこからたくさん来てくれるようにはなりました(いつぐらい)東大終わった空き週くらいですかね、慶應1回戦かな?そのくらいです」

 

――リーグ戦中苦しいと思った場面はございましたか。

 「東大戦でもなかなか点取れなくて、慶應の初戦は引き分けで、本当に思うようにいかなくてずっと苦しかったんですけど、そこらへんから宗(宗山塁内野手・商3=広陵)も自分も打ち出したんで、やっぱり自分らがしっかりしなきゃなとは思いました(個人的にも苦しかったのはそのあたりでしょうか)個人的にはもうずっと苦しかったんで、ここがとかはないですけど、でもずっとわくわくして臨んではいましたね。やっぱり勝ち点取らなきゃいけないですし、優勝しなきゃいけなかったんで、その中でどうやって結果を残したりとか、勝たなきゃいけないのか考えるのは結構苦しい中でも自分は楽しかったので、わくわくして試合に臨めていたのかなと思います」

 

――打率、本塁打ではキャリアハイの成績でした。

 「良かったとは思うんですけど、もうちょっとやるべきこともあったのかなと思います(具体的にどのあたり)長打が少なかったので、もうちょっと足生かしたりしたいと思いましたし、もう少しランナーがいる場面でのバッティング、打点はそれなりにあるんですけど、もうちょっと出せたのかなとは思っているので、それがつぶせたらと思っています」

 

――いよいよ昨年度は敗れた全日本選手権です。リベンジへの思いはございますか。

 「そう言う人が多いですけど、自分たちは自分たちの野球をやるだけなので、その結果として、しっかり4回勝てればなと思っています」

 

――ありがとうございました。

 

[栗村咲良]