
(45)春季リーグ戦後インタビュー 菅原謙伸

(この取材は5月27日に行われました)
菅原謙伸捕手(政経4=花咲徳栄)
――今季を振り返っていかがですか。
「希由翔(上田主将・国際4=愛産大三河)を中心に、丁寧に真摯(しんし)に野球ができたと思います」
――東大2回戦の適時打を振り返っていかがですか。
「チームの勝利につながったと思います。打った時『抜けてくれ』と思っていました。チームの勝利に貢献できて良かったです」
――終盤に出場することが多かったですが、準備の面で気を付けていることは何でしょうか。
「急に試合に出るというのがだいたいなので、急に言われた時にスイッチをいかに早く入れられるかというのを自分の中で気にしてました。常に試合には入ってるんですけど、相手の間合いに入るというか。そういう雰囲気ですね自分の中では」
――試合中はベンチで盛り上げていた印象があります。
「(試合に)出てる人に思い切ってプレーしてほしいから、下級生に対しては『ミスしても誰も責めたりしないよ』と声を掛けてます。自分が下級生の時に試合に出た時、よく4年生に声を掛けてもらってて、自分はそれで楽になれたので同じように声掛けてます」
――ベンチの中でよく声を出す選手は誰でしょうか。
「みんな斉藤(勇人外野手・文4=常総学院)と言うと思います。でもみんな試合終わりにバス乗る時には声枯れてるくらいに声を出してるので、みんなの力だと思います」
――副将としてチームを見ていていかがでしたか。
「細かく詰めなきゃいけないところを希由翔がしっかり詰めてて、希由翔だけではなくいろんな人が厳しくしないといけないところを細かくしたのが、しっかり野球の成果に出ていると思います」
――最終戦はスタンドからの応援でした。
「いい試合でした。なかなか試合に出られていなかった斉藤とか石田(朗投手兼マネジャー・政経4=明治)が出て結果を出して、同学年の活躍は見ててうれしかったです」
――石田投手兼マネジャーはどんな方ですか。
「選手とマネジャーの兼任ですごく大変な中で自分の時間見つけて練習してて、人柄もしっかりしています。石田は東大戦の時もベンチに入ったんですけど出られなくて、出るタイミングがうまくつくれない中で、試合展開的に有利な状況で石田を出せたのは、このチームの『出してあげたい』っていう気持ちが出たと思います」
――下級生の活躍は4年生としてどのように見ていますか。
「下級生の力も必要になると思うので、出てくるほとんどの人が活躍していたので、これが他の5大学さんの脅威になると思いますし、これからも強い明治、勝ち方をうまく引き継いでいってほしいなと思います」
――以前の取材で「一日一日を無駄にしたくない」とおっしゃっていましたが、このリーグ戦期間はいかがでしたか。
「あっという間に過ぎましたね。実感はあまり湧かないですけど、4年生になってからというか新チーム始まってからあっという間ですね。それに尽きます」
――このリーグ戦で、自分らしさを出せた場面はございますか。
「東大2回戦の7回裏の守備です。ちょっと試合が落ち着かない状況で藤江(星河投手・政経3=大阪桐蔭)と組んで、試合を落ち着かせたいなと思って7回から出たんですけど、その7回に3人で終わらせて、東大の流れを切ったところです。自分の中ではどっちつかずの感じで、それで3人で終わらせることができて、それがいい流れを呼んだのではないかなと。そこは自分の存在意義を出せたのではないかと思います」
――全日本大学選手権が始まります。
「去年相当悔しかったので、また自分が出るタイミングがあれば同じことが繰り返したくないと思います。上田も4冠と言っているので(去年の分を取り返すというのは)絶対だと思います」
――意気込みをお願いします。
「明治のファンの方々にもう一度日本一を味わっていただいて、希由翔を日本一にさせたいです」
――ありがとうございました。
[西田舞衣子]
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