
(44)春季リーグ戦後インタビュー 蒔田稔

(この取材は5月27日に行われました)
蒔田稔投手(商4=九州学院)
――今季の明大の強さについて教えてください。
「力はあったので、去年よりまとまれるかがキーポイントだったんですけど、チームが一つにまとまれたということが良かったと思います。そこが強さにつながったと思います」
――今季はどのようなチームですか。
「本当に選手層が豊富で去年はチーム力ってところだったんですけど、今年は個の力がすごいなって感じです」
――普段のチームの練習意識はいかがですか。
「去年の流れで4年生が模範を示していくっていうのは、このチームに残りました。ベンチも斉藤(勇人外野手・文4=常総学院)とかを中心に声を出してたので自分もベンチにいるとき声を出したりしました。なのでそういう去年の代わりみたいなのが見つかったので良かったです」
――今季の成績を振り返っていかがですか。
「スタートダッシュに失敗して感覚的にも良くなくて、でもそれを途中から修正して少しは力になれたかなと思います。東大戦が良くなかったので、次の先発のチャンスを与えてもらえるかわからないところから始まって、そこから自分を追い込んで徐々に良くなってきました」
――リーグ戦期間はどのような練習をされましたか。
「とにかくアピールをしないと駄目なので、ポール間を走ったりアメリカンノックを打ってもらったりしました。あとは練習を見直して、こなすのではなく自分のためになる練習をやりました」
――今季は先発とリリーフの両方で起用されました。
「先発スタートで3戦目になったら総力戦なので後ろをやったりしたのですが、任せられたところで結果を残さないと下の学年にもいいピッチャーがいて出場機会がなくなるので、任されたところでしっかりやるってことを大事にしました」
――4年生投手の活躍が光りました。
「村田(賢一投手・商4=春日部共栄)はよく投げていたと思いますし、石原(勇輝投手・商4=広陵)もリリーフをずっとやっていた中、先発をやって自分を補ってくれたので、同時に負けられないなって気持ちもありました」
――今季は四死球の少なさが際立ちました。
「よく言えば制球力が良くなったのですが、悪く言えば大胆さがなくなったというか、厳しいところに投げられていないということなので、フォアボールを出してもいいからもっと厳しいところを攻めていくことが大事ですね」
――全日本選手権に向けてはいかがですか。
「全日本は優勝しないと駄目ですね。村田、石原と他のピッチャーに頑張ってもらって打線にも頑張ってもらう感じで。自分も任された場面で頑張ります。1イニングだけでは面白くないので、もっと投げたいですね(笑)」
――ありがとうございました。
[久和野寛人]
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