
(42)春季リーグ戦後インタビュー 石原勇輝

(この取材は5月27日に行われました)
石原勇輝投手(商4=広陵)
――立大戦を振り返っていかがでしたか。
「チームとして勝てたことは良かったのですが、自分個人としては5回持たなかったという反省があります。先発の役割というのが果たせなかったので悔しい気持ちです」
――立大2回戦では勝ち越しとなる適時打を放ちました。
「打つ前に監督から前の打席で変化球を三振したので『変化球多めになると思うからそこをしっかり』と言われていて、自分も三振したスライダーを打ちたかったので狙っていました。打ててよかったです」
――今季を振り返っていかがですか。
「初戦の東大戦ではあまりいいピッチングができなくて自分は全然ダメだったので、何とかいい結果を出そうと思ってリーグ戦期間中もしっかり練習していて。慶應戦で先発するとなって練習した成果を出そうと思ったのがいい結果につながりました。そこからどんどん行ったので、自分の中では去年の秋に比べて成長できたかなと思います」
――優勝できた要因を一つ挙げるとするなら何だと考えていますか。
「キャプテンの上田(希由翔主将・国際4=愛産大三河)がチームを鼓舞する言葉を掛けていたのと、ベンチからも斉藤(勇人外野手・文4=常総学院)とかがしっかり声で引っ張ってくれていたのが大きかったと思います。それでみんなが乗ってきた感じがあって団結力というのが増していったと思います」
――通算で44回を投げて40奪三振ということで三振の多さが印象的です。
「今季はそこまで三振を取れるようにと思っていたわけではなくて、ゴロを打たせてチームに流れをもってくるというのを考えていました。それでも要所要所で力を入れて三振を取りにいけたことが良かったと思います」
――先発を経験して何か変わったことはございますか。
「リリースはもう一人一人に全力なのですが、自分の中で先発となったときに一人一人に100%全力で勝負していたら体力が持たないと思ったので、そこは考えながら投げるようになったかなと思います」
――「先発をやりたい」と話していた中での先発はいかがでしたか。
「とてもやりたかったので、できたのはすごくうれしかったです。それでも課題がたくさん見つかったので良い経験になりました」
――村田賢一投手(商4=春日部共栄)、蒔田稔投手(商4=九州学院)の2人に割って入りたいというお話を昨季終了後からされていました。
「そうですね。まだ2人が先頭を走っていますけど、自分は蒔田と村田の背中を追いかけるだけなので。まだまだ同じスタートラインに立ってないので、これからも頑張っていきたいです(3人で何か話されたりは)リーグ戦が始まる前に3人で話し合って『この3人が中心となって頑張ろう』ということは言っていました」
――最上級生として何か意識していたことはございますか。
「勝ちにこだわるということです。4冠を目指して自分たちはやっているのでそういう面でも勝ちにこだわりたいです」
――打撃が好調だった要因は何かございますか。
「集中力ですかね。自分の中でかなり試合中は集中力が高かったので、だから打てたのだと思います(打つ秘けつは)特にないですね(笑)。力と力では絶対負けるので、そこは考えながらやっています」
――今季のグラブのこだわりを教えてください。
「去年はチームカラーが紫なのでいいかなと思って紫にしていましたが、今年は黒で〝輝〟はそのまま同じような感じにしました。黒ってなんかかっこいいじゃないですか。高校野球みたいな感じで、黒に黄色の線入れたらかっこいいなと思ったのでそうしました。あと〝輝〟っていう文字は黒と緑だったら緑が目立つので、緑で彫ってもらって、黒のグローブを輝かせたいという意味を込めてこうしました」
――全日本大学選手権(以下、全日本)ではどのような試合をしたいでしょうか。
「全日本はピッチャーの入れ替えもないですしチームも一発勝負なので、最後までみんなで力を合わせて一戦必勝で戦っていこうと思っています」
――全日本に向けての意気込みをお願いします。
「絶対に優勝するので応援よろしくお願いします!」
――ありがとうございました。
[伊藤香奈]
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