
(38)春季リーグ戦後インタビュー 藤江星河

(この取材は5月27日に行われました)
藤江星河投手(政経3=大阪桐蔭)
――優勝をした時の心境はいかがでしたか。
「自分は歓喜の輪に入るのが初めてで、去年ケガで入れていなかったので、とてもうれしかったです」
――3度目の優勝でしたが去年と比べて優勝した時の思いに変化はございましたか。
「自分がベンチに入って優勝したというのがとてもうれしかったですし、その中でもまだチームに貢献できていないと思ったので、来季とこれから始まる全日本(大学野球選手権大会)はチームに貢献出来たらと思います」
――今季の中で印象に残っている試合はございますか。
「自分がチームで唯一負けを作ってしまった慶應戦です。緊迫した場面で出てくるのが中継ぎだと思うので、あのような場面で3人で切らなければいけないところで先頭打者を出してしまったので、悔しいです」
――今季は中継ぎでしたがマウンドで意識していたことはございますか。
「中継ぎは気持ちの部分でしっかりしなければいけないと思うので、先に投げた先発投手の分の気持ちも背負って、強い気持ちでマウンドに上がっていました。中継ぎに関してはショートイニングでいくので、その1イニングに全てを懸けるという感じなので、ブルペンでもショートイニングで投げる、全力で投げるというのを意識してやっています」
――今季の収穫はございますか。
「球速は上がって、去年は144キロでしたが147キロまで上がったのでそれは自分の中でいい自信になりました。腕をむちのように投げなさいと小さい頃指導者に言われていて、最近それが分かるようになってきて、腕を柔らかく、しなやかにというのを意識するようにしたら真っすぐも良くなりました」
――ベンチにいるとき、前に出て投手に声を掛けられていました。
「そうですね。投げない時は全力で選手たちを応援するというのは自分の中で決めています。自分が1年生の時に4年生だった竹田さん(祐選手・令4政経卒・現三菱重工West)がそういうふうにしてくださったので試合に出ない時はベンチで声を出すようにしています。(竹田投手の活躍は見られていますか)もうめちゃくちゃ見てます。リーグ戦中もたまに電話が掛かってくるので、いろいろフォームなどを聞いたり相談をしています」
――先発をやりたいという思いはございますか。
「もちろんあります。先発をやって来年は11番を着けたいという思いは誰よりも強くあると思うので、先発をしてチームの柱になれたらと思います」
――他大学でライバルはいらっしゃいますか。
「法政の吉安(遼哉選手)は高校の時のバッテリーですし、今季法政戦で投げなくて対戦できなかったですけど、対戦したいとはずっと言っているので、いつか対戦したいです。(吉安選手の結果は見られますか)めちゃくちゃ見てます。ホームランを打っていたときはすぐにラインしました」
――全日本に向けた意気込みをお願いします。
「メンバーに入ることができたらチームの勝利のために、日本一のために全力で腕を振りたいと思っています」
――ありがとうございました。
[佐藤あい]
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