(37)春季リーグ戦後インタビュー 加藤巧也

2023.06.04

 

(この取材は5月27日に行われました)

 

加藤巧也内野手(商3=大阪桐蔭)

――今季を振り返っていかがですか。

 「チームとしては優勝という形になったんですけど、個人的にはあまりいい成績が残せなかったので、悔しい気持ちもありつつ、チームが優勝したのでうれしい気持ちもありつつという感じです」

 

――今季開幕スタメンとなった経緯を教えてください。

 「オープン戦で結果を出せていたのもあるし、昨年からずっとバッティングの調子が良かったので、入りが良かったというのが理由です」

 

――何か変えたこと、変わったことはございましたか。

 「大きく変わったことはないんですけど、比較的今回はあまりうまくいかないことの方が多かったので、毎日毎日試行錯誤しながらやっていったという感じです。自分の中で思っていたバッティングができなかったり、思っているよりバットが出てこなかったりとか、自分が狙っている球じゃない球に手を出してしまったりとか、いろいろあるんですけど、そういうのがうまくいっていた時とはかみ合わなくてみたいな。自分が調子良かった時のビデオを確認したり、調整しながら練習していました」

 

――苦しい状況でチームメートからの言葉はございましたか。

 「希由翔さん(上田主将・国際4=愛産大三河)からは『あまり背負わなくていいぞ』と言われて、自分のスイングだったり自分のプレーをやればいいと言われていたので、そこの部分では助けられたなと思います」

 

――3年生と上級生になりました。心持ちは変わりましたか。

 「もちろんスタメンで出たりしていたので、責任が伴ってくるのが上級生だと思うので、みんなの見本になるじゃないですけど、引っ張っていけるようにという気持ちでやっていました」

 

――下級生の活躍についてはいかがですか。

「明治自体、下級生がどんどん使われる、どんどん下級生を使っていくのが明治大学の特徴だと思うので、そこに負けないようにじゃないですけど、自分も下級生だった頃は負けないようにやっていたので、良い下の押し上げがあるので、より気が入るという気持ちはあります(意識しつつ高めあうということでしょうか)そうですね。お互いに下級生が出ていたらいろんなアドバイスもしたりしますし、チームが勝てるようにというのが一番なので、競い合いもあるんですけど、まずは出ている人間が一番良いプレーをできるようにと思っています」

 

――打順では主に5番という位置でした。難しさやプレッシャーは感じましたか。

 「1、2番もそうですけど3、4番、宗山(塁内野手・商3=広陵)と希由翔さんっていういいバッターがいて、そこの出塁率が高いので、何とか返さないといけないと思って変に力が入ったのもあるんですけど、そこで今季はあまり返せなかったので、全日本もありますし、秋もあるのでそこで返せるようなバッターになっていかないといけないなと思っています」

 

――慶大2、3回戦では宮田選手にスタメンを譲りました。率直にどう思われましたか。

 「自分の実力がというか、結果が出ていないので、あたりまえのことなので、悔しい思いはあるんですけど、自分の実力が足りないというだけなので、練習しよう、もう1回自分の状態を上げようと思いました」

 

――ここまでのシーズンと今季で違った部分はございましたか。

 「スタメンでずっと出て結果を残していく難しさというのは感じました。打席ごとの切り替えと自分の頭の中で整理できるかどうか、何も考えずに打席に入ってしまうというのがあったりしたので、そういうのがもったいないなと思いました」

 

――今季自分が成長したと思えることを教えてください。

 「神宮でたくさん打席を経験できたのは自分にとっても大きかったので、その部分ですね。(次に生かせると思ったところはございましたか)自分の中の狙い球を打っていくというのが打率とか結果に繋がってくるので、その部分の課題とか反省がありました」

 

――全日本選手権に向けて、意気込みをお願いします。

 「優勝に貢献できるように頑張ります! 」

 

――ありがとうございました。

 

[栗村咲良]