(32)早大戦 選手コメント①/東京六大学春季リーグ

2023.05.19

(この取材は5月16日~18日、電話にて行われました)

 

上田希由翔主将(国際4=愛産大三河)

――優勝が決まった時の心境をお聞かせください。

 「ほっとしたっていう方が大きいですかね。ずっと3連覇4連覇っていうふうに言われていたので、やっと最初の段階で3連覇ができて良かったなっていう感じで、ほっとしました」

 

――試合後には涙も流されていました。

 「ほっとしたんでそれで涙が出ましたね。(整列の時はこらえていましたか)いやあの時はそんなに覚えてないですけど、そんなにだったと思います。(ベンチではチームメートと話されていましたが)全然覚えていないですけど、良かったですねみたいな話はしていたと思います」

 

――立大戦に向けて、池田陽佑投手(立大)が対戦したい選手に上田主将を挙げていました。

 「同じトレーニング場に行っているのでそこで話したりとか、オールスターとかジャパン選考とかで仲良くなっていたので、自分も立教で対戦したいのは池田だなと思っています。関西人だから接しやすいというか、そういう感じがするし、自分は話すのがあまり得意な方じゃないので、結構どんどん話しかけてくれてみたいな感じですかね」

 

村田賢一投手(商4=春日部共栄)

――早大1回戦を振り返っていかがですか。

 「コンディションが自分もグラウンドも悪かったですけど、打線が奮起してくれていいテンポで投げられたので良かったです」

 

――早大2回戦ではブルペンで蒔田稔投手(商4=九州学院)と村田選手が並ぶ場面がありました。

 「そうですね、自分たちも話していましたね。並ぶことがほぼなかったので、『初めてじゃね』って言われて『そうだねー』みたいな。それくらいの会話ですけど(笑)」

 

――母の日での優勝でした。お母さんとは会いましたか。

 「お母さんが来ていたので、終わった後に会って、自分が好きなトイストーリーのハムのぬいぐるみをもらいました。(何か伝えましたか)今日は何も持ってきてはいないんだけどと言って、ピンクのリストバンドと10勝目のボールは渡しました。花束持って行くとかはおかしいのでそう考えると『ありがとうございました』と伝えられたのでそれで良かったと思います」

 

堀内祐我内野手(文4=愛工大名電) 

――早大1回戦の本塁打は振り返っていかがですか。 

 「正直少し詰まっていたので、フェンスというかライトオーバーかなと思って走っていたら入ったみたいな感じでしたね。入っていないかなとも思って全力疾走をしてました。この日は母が来ていて、母が来ることはなかなかなくて。父はよく来るのですが、母も来るというのは本当にイベントなので、少し打てたらと思っていたら打てました」 

 

――打線が機能した要因を教えてください。 

 「日頃の行いじゃないですかね(笑)。でもアナライザーにかなりしっかりとしたデータを出してもらえていて、明治の打者の苦手なところとか打ったところとかを出してくれて、恐らくこの辺に攻めてくるだろうというのを示してくれています。それを頭の中に入れて試合に臨んだので、それが良かったかなと思います」 

 

――2回戦は、ゴロが8個、ライナーが1個とセカンドでのアウトが9個ありました。 

 「多いなという印象はありました(笑)。それでもその中でひりついた打球は1、2個で安定してさばけたので良かったです」 

 

石原勇輝投手(商4=広陵) 

――早大2回戦を振り返っていかがですか。 

 「優勝が懸かった大一番で先発させてもらって3失点はしたのですが、5回までは無失点に抑えることができて、試合をつくれたかなというのは思っています。ただ6回は、味方のエラーと自分のフォアボール、ホームランという最悪な形で点を取られたので、そこはふがいないというか、あそこでもう一踏ん張りできたら楽になっていたなと思います」 

 

――この日も直球は最速149キロとかなり走っているように見えました。 

 「そうですね。ストレートの走りは良かったのですが、カーブが抜け気味でした。自分のストレートは変化球が良くないと生きないと思っているので、ストレート自体は良かったのですが、カーブが抜け気味だったのは良くなかったかなと思います」 

 

――マウンド降りた後も一番前で声を出されていたのが印象的でした。 

 「やはり自分の中での先発というのは7回くらいまで投げてその後8、9回につなぐという意識です。ですが、6回で降りてしまって、試合の流れ的にも4―0といういい流れで後半に持ち込もうとしていたのに、3点取られて早稲田に火を付けてしまったので、そこでやっぱりベンチ帰ってからも引きずらないように、チームに勝ちを呼び込めるようにと思って。しっかり声を出して自分が引っ張っていこうと思っていました」

 

蒔田稔投手(商4=九州学院)

――2回戦はブルペンからどのような気持ちで試合を見ていましたか。

 「最終的には自分に回してほしいなっていうのはあったので俺にしっかり勝った状態で回してくれって思ってました」

 

――優勝が懸かる9回のマウンドに起用されました。

 「久野(悠斗投手・商2=報徳学園)も状態が良かったですが、そこで自分を選んでいただいたというのは自分に期待とか信頼があるんじゃないかなと思い、それに応えたいと思いました」

 

――投球ではどんなことを意識されましたか。

 「先頭打者を切ることと、ランナー1人ツーアウトから出てしまったんですけどホームランでも1点差なので無駄なランナーを溜めないように、ランナーは無警戒で目の前のバッターを抑える意識でした」

 

――ありがとうございました。

 

[硬式野球部担当一同]