(22)法大戦事前インタビュー② 今泉颯太主将、浦和博内野手

(この取材は3月17日に行われました)
今泉颯太主将
――昨季を振り返っていかがですか。
「チームとしては思うような結果を出すことができずに春4位秋5位という結果になってしまいました。この冬からその結果を克服するためにスローガン〝克〟の元にやってきたので、そういう部分ではチームとして成長できてきているかなと感じています。個人としては春のリーグ戦は成績は思うような結果ではなかったのですが、3本ホームランを打つことができてそこそこ活躍することができたと思います。秋はなかなか思うような結果が出なかったので、この1年を通して何かタイトルを獲れればと考えています」
――何か印象に残ってる試合はございますか。
「春の慶大戦です。サヨナラ勝ちサヨナラ負けサヨナラ勝ちだったのですが、そのカードが一番印象に残っています。1球の怖さを知りましたし、1球で勝負を決められるということも知った3日間でした」
――冬はどのような練習をされましたか。
「ミート力を上げるためにティーバッティングであったりフリーバッティングでも常にいい打球を打つように心がけています。守備という面ではスローイングが少し安定していなかったので、そこの安定、スピード感を求める中での安定性を求めて練習をしてきました」
――何か手応えをつかんだ部分ございますか。
「守備の面では送球に関しては速さの中での強さであったりその中で安定感が出てきたので、そこは収穫かなと思っています。打撃はあまり調子は上がってきてはないのですが、自分の中でやってることが少しずつ実になってきているのでこのまま続けていきたいなと思っています」
――主将になられた経緯を教えてください。
「監督さんからキャプテンをお願いできないかということでお話をいただいて、自分もやる気ではいたのでそのまま頑張りますということで決まりました」
――目指す主将像というのは何かございますか。
「自分はやはり元気の良さというか声で引っ張るタイプだと思っているので、自分の背中を見てみんながついてきてくれるようにやりたいなと思っています」
――ご自身の持ち味や注目してほしいポイントは何かございますか。
「やはり長打力は自分の持ち味だと思うので、いいところでの一本というのもそうですしやはりチャンスを拡大するにも長打が必要になってくると思うので自分は長打力が持ち味かなと思っています」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「とてもいい雰囲気でやっていて、緊張感のある中で試合を想定した練習であったりオープン戦から勝ちにこだわった試合を日々できているのでそういう部分ではいいかなと思っています」
――法大の中で期待している選手はいらっしゃいますか。
「3年生の鈴木大照という選手がいるのですが、内外野守れて足も速くて小技もできるのでそういう部分で今までチームにいなかった選手だと思います。そういう選手が活躍することで打線がつながってしっかり点を取れるようなチームになるのではないかと期待しています」
――新チームになって今までと変わったことは何かございますか。
「練習での緊張、チームとしてやるべきことを徹底しようというのがあってそういう部分においては今までとは違うかなと思います。チームの目標に向かって個人個人が優勝に向けて日本一に向けて頑張ろうという感じが出ているので、まとまりが出てきたかなと感じています」
――明大の印象はいかがですか。
「明治は個々の能力もそうですしチームのまとまりも良くて泥臭い野球をしてくるようなチームだと思います。そういうチームに対してはやはり自分たちもまとまりをもっていかないといけないなと思っています」
――昨年度のオールスターで明大の選手との関わりはございましたか。
「上田希由翔(主将・国際4=愛産大三河)であったり宗山(塁内野手・商3=広陵)くんは同じ内野手でもあるんので話したりとかその後の観光とかも一緒にしたりしたのでそういう部分では明治の選手はかなり関わりがあるなと思います」
――明大で警戒している選手はいらっしゃいますか。
「やはりキャプテンの上田がチームの核となってくると思うので、上田に打たれなければ勝てるのではないかというくらいだと思います。もちろん他の選手もとてもすごいですが、やはりキャプテンが調子を出してくると、こちらとしてはなかなか勝ちが遠くなってしまうと思うので気を付けたいですね」
――今季の目標を教えてください。
「チームとしてはリーグ優勝、日本一。個人としては首位打者とベストナインを取れるように頑張ります」
――意気込みをお願いします。
「初戦から厳しい戦いが続くと思うのですが、勝ちにこだわって泥臭くチーム一丸となって頑張っていきたいなと思っています」
――ありがとうございました。
浦和博内野手
――昨季を振り返っていかがですか。
「チームとしても4位と5位でしたし、個人としても全然思うような結果が出なかったのでとても悔しかったです」
――何か印象に残っている試合はございますか。
「春の明治戦、明治戦の2戦目が印象に残っています。9回に同点に追いつかれたのですが、あの試合をあそこの9回で勝ち切っていたらどうなったか分からなかったですし1球の怖さを知ることになった試合でした」
――冬はどのような練習をされましたか。
「全体的なパワーアップというか、スイング力であったり体の筋力もそうなのですが、勝負どころでチャンスでいいバッターになれるようにというのを意識しながら取り組んでいました」
――何か手応えをつかんだ部分ございますか。
「バッティングの技術的なところで少し修正というかキャンプでは少しずつ変えてきた中で手応えはあるのでそのままその調子でいけたらいいなと思っています」
――目指す副将像というのは何かございますか。
「プレーで見せるタイプだと思うので、今泉が元気とかで引っ張ってもらって自分はプレーというか結果というかそういうプレースタイルで引っ張っていく選手になりたいと思います」
――ご自身の持ち味や注目してほしいポイントは何かございますか。
「安定感だと思います。多分どの場面でもあまり顔に出ていないと思いますし、安定したプレーができているのではないかと思っています」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「みんなが同じ方向を向いてるというか全員が真剣に取り組めているのでとてもいい雰囲気で野球ができていると思います」
――法大の中で期待している選手はいらっしゃいますか。
「内海貴斗という同級生が今4番を打っているのですが、やはり試合の流れをつかむとか変えたりするというのは4番の役割というか。チャンスでの一本、そこで確実に活躍できる選手だと思うので期待しています」
――新チームになって今までと変わったことは何かございますか。
「オープン戦の後に去年は全体でミーティングしてすぐ終わっていたのですが、今年からは全体でミーティングをして野手と投手で分かれてまた話し合って、最後にまたお互いで課題を共有するという形をとっています。幹部や4年生だけではなくて下級生もかなり発言してくれているのでそういうところで課題を共有できているというのがチームとして一つになっているかなと感じています」
――明大の印象はいかがですか。
「やはりここぞという時に結果を出してくるようなイメージがあり、自分たちからミスをしないというか相手のスキにつけ込むのがうまくて強いなという印象です」
――昨年度のオールスターで明大の選手との関わりはございましたか。
「僕はピッチャーの村田(賢一投手・商4=広陵)と一番話したなというか仲良くなりました」
――明大で警戒している選手はいらっしゃいますか。
「蒔田(稔投手・商4=九州学院)と村田の2投手かなと思います。先発なのかは分からないですが、去年から投げている経験のあるピッチャーなのでそこを崩すというか打てれば勝ちにつながるかなと思います」
――意気込みをお願いします。
「初戦の慶應戦から全力で全勝優勝を目指してやっていきたいです。個人的には村田からはヒット、全打席ヒットを打ちたいです」
――ありがとうございました。
[伊藤香奈]
(浦内野手の写真はスポーツ法政新聞会提供)
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