
(10)春季リーグ開幕前インタビュー 蒔田稔

(この取材は3月4日に行われました)
蒔田稔投手(商4=九州学院)
――キャンプはどのようなことに取り組みましたか。
「少しケガをしていたので回復に努めながらしっかり実戦が始まるのに向けて気持ちを切らさないようにシーズンに向けての準備をしていました。バッターを立たさせての投球はしなかったので、いかにバッターをイメージして投げるかということは考えました」
――練習ではどのようなことを大切にされていますか。
「試合で結果を出さないとダメなので練習のための練習にならないように。ピッチング練習する時もカウントを考えたりとか常に試合につながるように練習をしています」
――昨年度から変化させたことはございますか。
「昨秋は普段の自分のピッチングができなかったので、変えたというよりは本来の自分に戻すことを意識しました」
――昨秋は苦しいシーズンとなりました。
「やはり気持ち的に打たれるんじゃないかというのがありました。それがどこから来ているのかと考えたらフォームの乱れだったので、そこを意識して練習しました。技術的なところができるようになれば気持ち的にも打たれないという余裕がつくれて修正できている感触はあります」
――最上級生になって気持ちの変化はございますか。
「自分は自分の成績を一番に追い求めながら結果でチームに貢献できるように。周りというより自分のことを一番に考えてその結果チームがいい形になればと思います」
――今季はどのような投球をしていきたいですか。
「無駄な四球をなくして流れを持ってこれる投球をしたいです。テンポを意識して自分が抑えるだけではなく打線に勢いをつけられるようなピッチングをしたいですね」
――3年間を振り返っていかがですか。
「去年の夏くらいまでは順調にこれていました。しかし昨秋は自分としても結果が出ず挫折みたいなものを味わったので、ここからしっかり這い上がりたいです」
――エース番号を背負いたい気持ちはございますか。
「(周りから)言われるんですが、村田君(賢一投手・商4=春日部共栄)と石原君(勇輝投手・商4=広陵)がいるので(笑)。でも負けないようにそこは狙っていきたいです。狙いたいけど村田がえぐいです(笑)」
――明大の投手陣の強みはございますか。
「自分も気が抜けないというか、打たれたらほかの投手がいるので危機感があります。自分たちでも高い競争意識を持てているのがいいと思います」
――今年はどういった一年にしたいですか。
「他の投手に負けないように自分の結果を一番に追い求めながらチームを勝たせたいです。その結果プロにも進めたらなと。そこは自分にプレッシャーをかけてすごく(プロを)意識しています。しっかり結果を出せば(プロに)なれるんじゃないかと思います」
――今季への意気込みをお願いします。
「今季は自分の結果を一番に追求しながらチームを勝たせる形でいきたいです。チームのためというより自分のためにやって、その結果がチームの結果につながればいいですね。タイトルに関しては最優秀防御率はちょっとレベルが高いので2度目のベストナインを狙っていきたいです」
――ありがとうございました。
[久和野寛人]
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