(3)春季リーグ開幕前インタビュー 内海優太内野手

2023.04.03

(この取材は3月4日に行われました)

 

内海優太内野手(商1=広陵)

――進学先に明大を選んだ理由を教えてください。

 「高校時代、早い段階から進学することを決めていました。自分には将来的にプロに進むという目標があり、その目標を叶えるために東京六大学、その中でも明大への進学を決めました。自分と同じ広陵高出身の宗山さん(塁内野手・商3=広陵)や石原さん(勇輝投手・商4=広陵)が活躍しているということも大きいです。勧誘を受けたというよりは、自分の方から希望した形です」

 

――アピールしたいことはございますか。

 「自分は打撃に自信があるので、そこをアピールしたいと考えています。本塁打を打ったこともありますが、率を残せるのが自分の武器です。単打も長打も打てる打者になりたいです」

 

――大学野球では木製バットを使用することになりますが、感触はいかがですか。

 「高校時代から練習の際に木製バットを使用することがあり、ある程度慣れてきたという手応えがあります。現時点ではそれほど不安なく取り組むことができています」

 

――昨夏は高校日本代表に選出され、大学日本代表との壮行試合で好投手・篠木投手(法大)から本塁打を放ちました。

 「自分でも驚きました。初球の変化球を見て『このボールは自分では打てない』と思いました。ですから直球に狙いを絞り、思い切ってスイングをしたら偶然打球がスタンドに入ってくれました。(今後篠木投手と再び対戦する可能性もあります)球速もあって、その上でキレのある変化球もあるので、前回同様狙いを絞って対応しようと思います」

 

――高校3年次夏の広島県大会3回戦での敗退は当時大きな話題となりました。

 「雰囲気に飲まれてしまった部分が大きいと思います。1点を追う最終回に1死二、三塁で自分に打順が回ってきたのですが、その打席で凡退をしてしまいました。悔しい思いがありますが、この負けがあったからこそ今の自分があるのだと感じています」

 

――高校時代の恩師・中井監督(広陵高)からは高校時代どのような指導を受けていましたか。

 「一球に集中することなど、当たり前のことではありますが、その〝当たり前〟を徹底できるよう繰り返し指導していただきました。広陵高は3年間で野球の技術だけでなく、人間的にも成長できる環境があり、良い高校生活を送ることができました。実は試験で赤点を取ってしまうと練習に入れてもらえないことがあるので、学業面も手を抜くことはなかったと思います(笑)」

 

――野球をするにあたって日常から意識していることはございますか。

 「野球と直接関係があることではないかもしれませんが、日常生活とのつながりは常に意識しています。例えばゴミが落ちていた時や靴がそろっていなかった時などに、そのような乱れを無視してしまうと、後から気になってしまいますよね。このように日常生活と野球は連動する部分があると考えているので、日頃から意識しています」

 

――これまでの野球人生で最も衝撃を受けた選手を教えてください。

 「年下の選手ではありますが、佐々木麟太郎選手(花巻東高)です。佐々木選手とは高校2年次の冬に明治神宮大会で対戦したのですが、本当に衝撃でした。『このスイングでこんなに飛距離が出るのか』と、とにかく驚いた記憶があります」

 

――大学野球1年目での目標をお願いします。

 「1年目からチームのレギュラーとして出場して、もう一度日本代表のユニフォームを着たいです。東京六大学がレベルの高いリーグだということは理解していますが、首位打者やベストナインのタイトルを取れるよう努力を続けていきたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[上瀬拓海]