(122)大学野球引退インタビュー 日置航

2022.12.26

(この取材は11月2日に行われました)

 

日置航外野手(商4=日大三)

――4年間を振り返っていかがですか。

 「スキを見せたら良いことはないというか、自分に甘えが出たら良い結果は出ないということが分かった4年間でした。後悔をしないように、一つ一つ1日1日課題をやっていくことで大きな結果に結びつくのだと感じました」

 

――4年間で一番成長したことを教えてください。

 「高校の時や大学で下級生の時は目の前のことに必死だったのですが、先を見据えて自分はどういう選手になりたいのかということを考えながら、(そのために)今日はこの練習を一生懸命やろうというふうに、先を見据えながら考える能力がついたなと思います」

 

――逆に苦しかったことはございますか。

 「試合に出られない時間が長くて、うまくいかないことの方が多かったのですが、しんどいときでも自分の周りの仲間たちが声をかけてくれたり、頑張ろうと思えるような雰囲気にしてくれたので、しんどいときでもすぐ切り替えられたような気がします」

 

――明治で良かったことはございますか。

 「日本一の仲間に出会えたことが最大の財産です」

 

――4年生はどのような同期ですか。

 「もう、最高の仲間ですね」

 

――中村奎太外野手(国際4=日大三)とは高校大学と7年間一緒でした。

 「7年間ずっと何もかも一緒にやってきて、奎太のおかげで今の自分があると思いますし、それでこの先も頑張れると思うので、次はお互いに都市対抗で会えるように頑張りたいです」

 

――期待している後輩はどなたでしょうか。

 「3年間、ずっと堀内(祐我内野手・文3=愛工大名電)と練習してきたので堀内ですね。最後の立教戦でツーストライクからしぶとくセンター前に打っていて、来年もしぶとく食らいついてやっていってもらいたいです」

 

――卒業後は明治安田生命でプレーされます。

 「一番最初に声をかけていただいて、雰囲気とかも良くて、仕事と野球も両立できて素晴らしい環境の下でできるかなと思っています。まだ自分の立ち位置などが分からないので目標は明確には決められないのですが、1年目からチームに貢献して活躍したいです」

 

――今後はどのような野球選手になりたいですか。

 「本当にしぶとく、どんなことに対しても一生懸命に食らいついていけるような人間になりたいです」

 

――ありがとうございました。

 

[野口優斗]

 

◆日置 航(ひおき・わたる)商4、日大三高、175センチ80キロ、右投げ右打ち、外野手。

 大学野球引退後は「普通の大学生みたいにアルバイトをしてみたい」と語っていた日置選手。しかし、その数週間後には「社会人に向けて練習するしかないです」とストイックな発言に。その人柄と持ち前の打撃力で東京ドームに快音が響きますように、今後も応援しています。