
(117)明治神宮大会後 選手コメント①

(この取材は12月1日から12月9日、12月13日に電話にて行われました)
村松開人主将(情コミ4=静岡)
――明治神宮大会全体を振り返っていかがですか。
「本当に接戦ばかりでした。でもそんな大差で勝てるなんて最初から思っていないので。そういうゲーム展開の試合をして、やっていてしんどさはありましたが、それでもすごく楽しかったです。めちゃくちゃ楽しかったです。チームの雰囲気もリーグ戦より良かったと思います。本当にチームが最後の最後にしっかり一つにまとまって、より一体感があったから、そこが良かったかなと。ベンチもスタンドもみんなでやれたのが大きかったなと思います」
――全日本学生選手権で負けた経験をどのように生かせたと思いますか。
「投内連携とかですね。バントとか、本当にそういうところだと思います。当たり前にやらないといけないようなプレーを、夏からリーグ戦を通してやってきたので。たぶん投内のミスがなかったと思うので、そういうのをしっかりやってきた結果が出ていました。そこは最後の自分の(守備の)プレーもそうです。自信を持ってやれることが練習の積み重ねだと思うので、そこはチーム全体として意識づけてやってきて良かったです」
――日本一の主将になりました。
「特にそこはあまり意識していないです(笑)。でも、とてもありがたいことではありますね。うれしいです。自分1人の力で取ったわけではなくて、みんなが本当に協力して頑張った成果だと思うので、そこは本当に感謝です」
蓑尾海斗捕手(文4=日南学園)
――決勝戦で先制の適時打を放ちました。
「前の打席でショートバウンドのチェンジアップを振ってしまって、次の打席もピンチの中で絶対あのボールが来るなというのは分かっていたので、初球でそれを狙って空振りしてしまいましたが、次は打てるなと思ってそのボールを狙っていました。(直前で)宗山(塁内野手・商2=広陵)に1打席目と2打席目でピッチャーの状態が変わっているのを聞けたので、それが大きかったなと思います」
――最後の優勝の瞬間を振り返っていかがですか。
「うまくいかなかった大学野球の時とか、いろいろな人の顔が思い浮かんで、少しだけ野球頑張ってよかったなと思いました。(マウンドに他の選手が集まってきて)信じられない気持ちの方が大きくて。自分もともと、去年まで自分が座ると負けるみたいな気持ちがずっとあって、その中で自分が最後優勝キャッチャーになれた時は『俺が優勝のキャッチャーになれたんだ』という感情でした」
――日本一になれた要因はなんでしょうか。
「それは本当に村松とか陸人(山田内野手・法4=桐光学園)がチームを支えてくれたおかげです。チームのことを最優先に考えて背中で見せるというか、背中で語るという部分に関して、いつでも前を向いてやってくれたのですごいなという感じです。自分は本当に何も活躍というかチームに貢献できていなかったので、あの2人にはやはり頭が上がらないですね」
山田陸
――明治神宮大会を振り返っていかがですか。
「早慶戦が終わるまではどうなるか分からないという状況で、慶應が負けた後にもう1度頑張ろうというところから神宮大会を迎えて、その結果として、優勝という形に現れたことは本当によかったなと思います」
――初めて対戦する投手が多い中での苦労はございましたか。
「そういった部分を考えて常にロースコアな展開になるということは事前に話していたので、攻撃でも守備面でも臆することなくプレーできたと思います」
――決勝は平日開催の中でも多くの観衆が詰めかけました。
「本当にありがたいなと思いました。守備についた際の拍手もとても大きくて、ありがとうございますということと、応援されるような選手にこれからもなれるように頑張りたいです」
中村奎太外野手(国際4=日大三)
――明治神宮大会を振り返っていかがですか。
「日本一になることができて良かったです。リーグ戦とは違って一発勝負だったので1回も負けてはいけないというのがあったのですが、その緊張感の中でそれを利用して勝つことができたので良かったです」
――準決勝・名城大戦でのホームランを振り返っていかがですか。
「リーグ戦とかでも打ったことがなかったので、あのような形で出るとは自分でも思っていなかったです。振ったらいったという感じだったので実感があまりないというか。狙って打てるものでもないので。その中でもしっかり今までコーチに教わったことを意識して打席に入れたので、それをいざ試合で、実践で生かせたというのはとても大きな収穫で良かったなと思っています」
――打撃面で結果が出ましたが、何か意識していたことはございますか。
「リーグ戦中もしていたコーチとのティーというのを欠かさずやっていて、その上で実戦の中でどうしたらヒットが出るのかを色々考えていくうちに、もっと余裕を持つべきだということ、打席の中で余裕があった方がいいよと福王(昭仁)コーチに教わったので、その点を特に意識していました」
――ありがとうございました。
[硬式野球部担当一同]
関連記事
RELATED ENTRIES