(116)秋季フレッシュトーナメント後インタビュー

2022.11.21

(この取材は11月11日~11月16日、電話にて行われました)

 

浅利太門投手(商2=興国)

――優勝したことを振り返っていかがですか。 

 「うれしいです。自分が失点してしまいましたが、仲間が取り返してくれたのでみんなのおかげです」

 

――昨季に続いてフレッシュトーナメント決勝の先発を任されました。

 「春は1試合目、2試合目とベンチに入っていなかったのであまり決勝に上がってきたという実感がなかったです。今回は1試合目も2試合目もベンチに入っていましたし投げていたので、プレッシャーに感じるというか背負う部分は春よりあったかなと思います」

 

――2回以降は無失点に抑えましたが、何か要因はございますか。

 「池田(凜外野手・政経2=履正社)が1回終わった後に『どんどん勝負していけ』みたいなことを言ってくれてそれが大きかったと思います。結構真っ直ぐに絞られていて外野に飛ばされることもありましたが、外野の人がみんな取ってくれましたし、やはり池田が1回終わって『勝負してこい』と言ってくれたのが大きかったと思います」

 

横山陽樹外野手(情コミ2=作新学院)

――今季は代打起用が多かった横山選手でしたが、今大会は2試合で先発出場を果たしました。 

 「今季代打としてリーグ戦に出場したことで、1打席で結果を残す、代打の難しさを理解することができました。先発出場をした今大会では、試合の中で自分のスイングを修正しながら打席を重ねることができたと思います」

 

――加藤巧也内野手(商2=大阪桐蔭)をはじめ、2年生も結果を残しました。

 「加藤の練習の様子を見ると、今大会に懸ける思いが伝わってきました。今大会でも結果を残してくれたので頼もしい限りです。自分としても、野球に対する考え方の面で成長を感じている部分があるので、来季のリーグ戦などに出場して経験を積みたいと考えています」

 

杉崎成内野手(総合2=東海大菅生)

――決勝戦で本塁打を放った打席を振り返っていかがですか。

 「あの時は絶対直球だと思い、初球は直球を待って構えました。打てるときはこの辺に来るなというのが大体分かるのですが、そんな感じで本当にそこ来て、振ったら捉えたという感じです。ホームランは狙ってはいないのですが、ボールの軌道を意識して思い切りスイングしようと思っています」

 

――フレッシュトーナメントでは通算6本目の本塁打でした。

 「正直たまたまな部分もあるのですが、自分の持ち味はホームランなのでホームランを打たないとやはり光らないと思っています。長打を打つ選手は多くいてもホームランはそんなに打てるものではないので、持ち味を発揮できたというところが良かったです」

 

――この2年間で特に刺激を受けた方はどなたですか。

 「飯森(太慈外野手・政経2=佼成学園)です。直井(宏路外野手・商2=桐光学園)と宗山(塁内野手・商2=広陵)は1年からずっと出ていて、最初はかなり意識していたのですが、もうレギュラーになってしまって。宗山は日本代表に行っているので上の存在です。飯森はずっと自分より下のBとかCチームでやっていたのですが、自分の持ち味を生かしてチャンスをつかみとっているという意味で刺激をもらいました」

 

江口陽太投手(政経2=明大中野八王子)

――慶大戦が神宮球場初のマウンドになりました。

 「高校含めて初の神宮だったので緊張しました。景色も全然違いますし、硬さも神宮特有で投げにくいのに加えて、緊張もあり、ピンチを招いてしまいました。しかし、結果的に無失点だったのでよかったです」

 

――東大戦ではピンチの場面で三球三振を奪いました。どういった気持ちでマウンドへ向かいましたか。

 「先発投手が本調子でなくて、東大に先制される展開だったのでプルペンでの準備は早めにしていました。ピンチの場面で行けるように心の準備と慶應戦でマウンドに対応できなかった反省点を生かしてピンチの場面でも焦らずに準備できた結果が良い結果に結びつきました」

 

――フレッシュトーナメントを通じて感じたことを教えてください。

 「やはり神宮で投げることの難しさとリーグ戦で投げている投手との差を感じました。自分は中継ぎをやっていて、リーグ戦で中継ぎ陣は毎試合ベンチに入って、ブルペンで投げてピンチの場面で投げる。毎日投げることの片肘の負担との向き合い方と、実力的にもまだスピードが劣っています。体力とスピードやコントロール、ピッチャーの能力もまだまだなので、ここから頑張って上げていきたいです」

 

瀨千皓外野手(営1=天理)

――今大会にはどういう気持ちで臨まれましたか。
 
 「もうアピールするしかないと思っていました。チームが勝つことも大事ですが、個人的にはとにかくアピールしようと思って迎えました」

 

――東大戦では5安打を放つなど大活躍でした。結果が出た要因はございますか。
 
 「リーグ戦期間は打撃が分からなくなった部分があり、修正するというより一から打撃を見直しました。結果それが良くてコツをつかめたという感じです。良い状態で大会を迎えることができ、結果を残す自信はありました」

 

――今大会で出た課題はございますか。
 「守備面が課題です。守備範囲や送球もそうですが、守備の全体的なレベルアップをしないとリーグ戦で出場できないと思います」

髙須大雅投手(法1=静岡)

――フレッシュトーナメントでの自身の投球を振り返っていかがでしたか。

 「先発した1回戦は立ち上がりから思うように自分の球が投げられなくてそれをなかなか修正できず、自分の課題が出たと思います。決勝戦は1回戦の時よりマウンドや景色で慣れている部分があったので、より集中して思い切り投げられたと思います」

 

――打者9人に対して5三振を奪いました。

 「とにかくストレートの強さを意識して投げようと思っていたのでそこはでき、これからも通用する部分であると思いました。フォークの落ちは良かったので自信をもって腕を振った結果が三振につながったと思います」

 

――優勝をした時の心境はいかがでしたか。

 「ずっとフレッシュのメンバーで優勝しようということを言っていたので、まず優勝できてほっとしたという気持ちです。応援や観客はリーグ戦より少ないので、さらに観客が入っていて雰囲気のある中で投げている先輩や同級生はすごいと改めて思いました」

 

――ありがとうございました。

 

[硬式野球部担当一同]