
(115)秋季リーグ戦後インタビュー 村松開人

(この取材は11月2日、13日に行われました)
村松開人主将(情コミ4=静岡)
――優勝した感想はいかがですか。
「自力優勝ではなかったので他力になってしまってはいましたが、素直に結果は優勝することができたのでうれしく思っています」
――優勝した瞬間はいかがでしたか。
「もう即座に神宮大会に向けてスイッチを入れました」
――今秋優勝できた要因は何だと思いますか。
「春に出た課題をキャンプからいろいろとつぶしてやってきて、みんなが一生懸命取り組んできた成果ではないかなと思います」
――MVPを選ぶならどなたですか。
「みんなじゃないですかね。これという人はいなくて、全員でつかんだものだと思います」
――リーグ最終戦の時の気持ちはいかがでしたか。
「試合の途中途中で涙が出そうになりました。もう寂しくなっちゃうなと思って、泣きそうに……。だからもう守備についている時から泣いてしまって大変でした」
――最後の打席に入る前は山田陸人内野手(法4=桐光学園)から声を掛けられていました。
「『狙うでしょ? ホームラン行くでしょ?』と言われて『おう行ってくる! 当たり前やん!』と言って、言ったはいいものの……(笑)。打つ気なかったんです初球。打つ気なかったんですけど、気付いたらバットが出ていて、どん詰まりのショートゴロでした(笑)」
――試合後の涙にはどのような思いが込められていましたか。
「まだ優勝の可能性があるとはいえ、ここまでよくやってきたなと、すごく感慨深い感じでした」
――今シーズンを振り返っていかがですか。
「いいこともあれば悪いこともあるような内容が多かったですが、やり切ったなというシーズンでした」
――打率に関してはいかがですか。
「最後は下がってしまいましたが、そこが全てではないので。数字より大事なものを経験させてもらったので、そこは自分のこれからのキャリアで生きてくるところかなと思います」
――数字より大事なものとは具体的にどういうことでしょうか。
「やはりキャプテンとしての役割ですね。他の大学もそうですが、明治のキャプテンは一味違うなというのをやっていて感じました。本当に名誉なことではありますし、だいぶプラスになると思います」
――2度目のベストナインを受賞されましたが、いかがですか。
「目標の首位打者には届かなかったですが、最後に2回目のタイトルをしっかり取れたのでうれしいです。優勝もできて、その中のベストナインだからそれはうれしいですね」
――神宮大会への意気込みをお願いします。
「六大学の代表として出るので、去年慶應さんが決勝で悔しい思いをしているので、今年は自分たちが優勝を取れるように頑張ります」
――ありがとうございました。
[西村美夕]
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