
(113)秋季リーグ戦後インタビュー 蓑尾海斗

(この取材は11月2日に行われました)
蓑尾海斗捕手(文4=日南学園)
――リーグ戦全体を振り返っていかがですか。
「秋始まる前にも言ったのですが、春よりはうまくいかないシーズンだなと思いました。春は自分は思い通りにピッチャーと踏ん張って防御率も1位で、あまり点も取られずに最少失点で切り抜ける部分も多かったのですが、秋は最後のシーズンというのもあって(他大学の)執念を感じて、最少失点で抑えられる場面でも抑え切れない場面が多かったので、そこは反省というか悔いが残るところかなと思います」
――立大1回戦を振り返っていかがですか。
「ピッチャーが荘司(立大)ということで、明治も2週間空くというあまりリーグ戦中はない状況での試合で、難しい試合になるのかなと思っていたのですが、そこの中で自分はしっかり立教打線を失点0で抑えることが目標だったので、そういうところはキャッチャーとしての役割は果たせたかなと思います」
――村田賢一投手(商3=春日部共栄)は1カード空いての、渡部翔太郎投手(総合4=千葉黎明)は久しぶりの登板でした。
「村田は1カード空いた中でしっかりと自分の中で整えて調整できて、自分ともしっかりコミュニケーション取れてやれていたので、村田はそんなに心配なくいけました。翔太郎は結構気持ちが強いというか、メンタルが強いピッチャーで楽しめるというのは分かっていたので、乗せていこうとは思っていました」
――立大2回戦はいかがでしたか。
「あそこは何としてでも連勝してという状況の中で久野(悠斗投手・商1=報徳学園)がしっかり序盤試合をつくってくれて終盤に逆転するという形にできたので、試合運び的にはいい試合だったと思います」
――どのような気持ちで臨まれましたか。
「今日決めようという気持ちにはなっていて、中盤逆転されましたが、その中でも焦ることなくいつも通りに野球ができたので逆転につながったかなと思います」
――最終打席の適時二塁打を振り返っていかがですか。
「この土日はスイングが全然だめで、土曜日もいつもの状態だったらもっといい結果になっていたと思うのですが、本当にダメな状態で迎えてしまって。日曜日の試合前のバッティング練習でコーチの方から指導いただいて、それを意識した結果最後に打てて終われたので、あの打席は良かったかなと思います。初球のチェンジアップを見た時点で、待っていなくても打てるなというのは思っていて、真っすぐに合わせてチェンジアップ来た時は対応していこうと思っていたので、真っすぐが来てよかったです」
――9回裏2死のマウンドでは千葉汐凱投手(営2=千葉黎明)と何を話していましたか。
「マウンドに行って自分が『顔にグローブ当ててみ』って言ったんですよ。そしたら千葉が『いい写真撮ってもらうためにベンチに背中向けましょう』とか言い出して、2人で爆笑して(笑)。『じゃああと1人か』みたいな。すごくメンタルが強いので、気楽にいこうみたいな感じでした」
――勝ち点を獲得しました。
「春秋連覇は強い代の先輩方でもできていなかった難しいことというのは分かっていた中で、自分たちがその場所にたどり着くための最低条件を満たすことができたので、やれることはやったと思います」
――自身のリーグ戦の成績はいかがですか。
「全部もう少しやれたなと思います。もう少しというかだいぶ、自分の思い描いていた数字とは全く違ったので。去年の秋を超えることを意識してやっていたのですが、最後のカードで(成績を)落としてしまいました」
――神宮大会への意気込みをお願いします。
「全日本の時に全国で勝つ難しさを経験したので、秋はしっかりと笑って終われるように優勝したいと思います」
――ありがとうございました。
[西田舞衣子]
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