
(109)秋季リーグ戦後インタビュー 石原勇輝

(この取材は11月2日、15日に行われました)
石原勇輝投手(商3=広陵)
ーー優勝したことについてはいかがですか。
「チームとして優勝することができて本当によかったですし、個人としてもいい成績が残せたので素直に喜びたいです」
ーー個人として今季を振り返っていかがですか。
「全体的に調子も良くて、いい結果につながったので個人としても良かったなと思います。普段は『平常心で』と思って、あまり緊張することなく、いい意味で野球を適当にやることを心掛け始めたのでそれが良かったと思います」
ーーご自身の成績で満足している点は何かございますか。
「投球回数よりも三振数が多いので、その点は持ち味を発揮できたかなと思います」
ーー今季は四球の数がかなり減ったと思いますが、何か要因はございますか。
「ピッチングコーチの西嶋(一記)さんという方がいるのですが、その方が『いつもフォアボールを出さない出さないと思って投げていたらフォアボールになってしまうから、スリーボールでもフォアボールでもいいやみたいなそういう気持ちで投げたら大丈夫だから』とおっしゃってくれていました。それを信じて投げたら良くなった感じです」
ーー何か課題は見つかりましたか。
「慶應戦(2回戦)の9回を投げさせてもらったのですが、その時に『平常心で平常心で』と言っていたのですが、やはり気持ちが入りすぎて抑えにいかないといけないところをボールになって相手に打たれたり、絶対にアウトを取らなければいけないところを暴投してしまうというのがあったので、そこで気持ちの面で平常心にできなかったのが課題です」
ーー蓑尾海斗捕手(文4=日南学園)からはどのような声を掛けられていましたか。
「気持ちの面とあと自分帽子を投げてる時によく落とすので『帽子落とすなよ』くらいですかね。あまり強くは言われないです(帽子を落とさなくなった理由は)自分でも分からないです(笑)。練習していたら落ちなくなりました」
ーー3年春までと変わったことは何かございますか。
「自分の中では技術はそこまで変わっていないのですが、気持ちの面だと思います。3年春までは結果を出さなければいけないという変なプレッシャーというか自分で自分を苦しめていました。3年秋はもう3年秋と4年春と4年秋しかないので、もうチャンスが3回しかないので緊張とかそんなの関係なしに思い切ってやろうと思ったらいい結果につながりました。なので気持ちの面での成長が一番大きかったと思います」
ーー今年のチームの特徴をお願いします。
「とても雰囲気が良くて自分はやりやすかったです。4年生が率先して動いてくれるので、それに負けず下級生の自分も動かなければいけないと思えるような感じです」
ーー村松開人主将(情コミ4=静岡)、副将の山田陸人内野手(法4=桐光学園)と蓑尾選手はどのような主将、副将でしょうか。
「村松さんが背中で見せて、陸人さんが声でチームを引っ張って、蓑尾さんが雰囲気づくりをしてくれていると思います」
ーー4年生と野球ができる機会が増えたことについてはいかがですか。
「本当に好きな先輩がたくさんいるのでうれしいです。4年生とまた長く野球ができるので春はふがいない成績を残したので自分が投げて恩返ししたいという気持ちはあります」
ーー明治神宮大会でカギになるのはどの点だと考えていますか。
「出てくるチームはどこもピッチャーがいいので恐らくロースコアのゲームになると思うので、ピッチャー陣がしっかり粘って最小失点に抑えるということがカギになると思います」
ーー神宮大会への意気込みをお願いします。
「個人としてもチームとしてもいい結果が出るように頑張ります」
ーーありがとうございました。
[伊藤香奈]
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