
(108)秋季リーグ戦後インタビュー 村田賢一

(この取材は11月16日に電話で行われました)
村田賢一投手(商3=春日部共栄)
――優勝した感想を教えてください。
「優勝した実感はないです。間違いなく実感はないです。自力優勝ではないので優勝した感じはしないですが、とにかく優勝できて良かったと思っています」
――今秋チーム全体を振り返っていかがでしたか。
「チームとしては初戦こそ同点みたいな感じになってしまいましたが、やはり慶應戦まではとても順調でした。勝つべきところをしっかり勝つことができていました。慶應は、力の差が均衡しているのでターニングポイントになりました。そこは勝っておきたかったです」
――個人としては振り返っていかがでしたか。
「まずまずです。前回45イニング投げているので同じような数字はたたき出したかったです。自分はケガをしてしまって他の方にも迷惑をかけてしまったのでもう少しやれることがあったというのが本音です」
――シーズン通して調子は良くないというのを聞く機会が多かったです。
「法政戦以外はあまり投げられている感じはなかったです。しかし、頑張ることはできました。自分の場合は球質とか速さとかではなく、やはりここに投げたいと思って投げられないときが自分の調子の悪いときです」
――調子が悪い中で、抑えることができる要因を教えてください。
「バッターの観察だと考えています。試合前の練習もよく見ています。試合の間隔が近ければ動画を見たりしています。その中でそれぞれのバッターの状態、弱点を予測しながら投球することを心がけています」
――慶大戦で投げられなかったことに関してはどのように考えていますか。
「春は自分が何とか踏ん張って勝った試合だったので、ここで投げて勝てればほぼ優勝が見えてきていたので悔しいです。やはりそこでケガをしてしまったのは野手的にも不安というか気持ちの部分でも迷惑をかけたと思うので、少し心残りです。その中でも久野(悠斗投手・商1=報徳学園)が踏ん張ってくれたのでそれはそれで良かったと思います」
――明治神宮大会はどのように臨んでいきたいですか。
「やはり春取れていなくて、六大学がこんなものかと思われてしまうと自分としても悲しいですし、悔しいので六大学強いなと思わせたいです。日本一はチームの目標でもありますが、六大学の代表としても達成したいです。やはり代表としての責務ですし、六大学の他大の思いも背負って頑張ります」
――明治神宮大会ではどのような投球をしたいですか。
「まだ相手も決まっていないですし、少しふわふわしたところはあるのですが、ここから3日間、4日間気持ちを高めて、一戦必勝で目標に向けて頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。
[中村謙吾]
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