
(107)秋季リーグ戦後インタビュー 渡部翔太郎

(この取材は11月2日に行われました)
渡部翔太郎投手(総合4=千葉黎明)
――立大戦での復帰登板を振り返っていかがですか。
「ケガをしていて、投げられていなかったのですが、最後の最後に復帰登板をさせてもらって、チームの力になれたというのはすごくうれしかったし、ケガをしていた悔しさを、立大戦で発揮できたのは良かったです」
――最終戦の2回戦では念願とおっしゃっていた千葉汐凱投手(営2=千葉黎明)との千葉黎明リレーもありました。
「ずっと2人で神宮の場でリレーしたいねと話していて、その日にちょうど高校の監督も見に来てくださっていて、高校の監督の前でやっと達成できたのは本当にうれしかったです」
――千葉投手の活躍というのは春を含めて先輩としてどう見ていましたか。
「本当にチーム内でも結構ムードメーカーというか、ふざけたような感じなので、すごいです。先輩としてもみんなに好かれていることはうれしいし、なお活躍しているので、本当に大したもんだというのは思います(笑)」
――立大2回戦では勝ち投手にもなりました。
「たまたま宗山(塁内野手・商2=広陵)が打ってくれて、勝ちをもらいましたけど、でもそれ以上に4年生のみんながすごく自分の復帰登板を喜んでくれていたので、ありがたいなと思いました」
――復帰登板ではフォームがかなり変わったという印象を受けました。
「ケガをしている中でもフォームの部分は結構研究というか、自分の足りない部分を考えながらトレーニングしていましたし、そこは球速にも表れていて、ケガして良かったわけではないですけど、有意義な時間はその間も過ごせたかなとは思っています」
――長いリハビリ期間を経て精神面の変化はありましたか。
「やはり同期がみんな投げている中、自分はケガをしていて、少し気持ちが下がることはなくはなかったですが、そんなことをしていても意味ないなと思って、常にプラスの気持ちを持つ方が前向きな方向にいくというのを身に染みて感じたので、そういう面では本当に良かったかなと思っています」
――リハビリを経てようやく神宮に帰ってこられたときは率直にどう思いましたか。
「いやあ、うれしかったです。4年生がすごく喜んでくれて、やっと投げれるなと、そこが本当にうれしくて、何とかしてチームに貢献しようと思いました」
――立大戦の投球は春よりもさらに気迫が伝わってきました。
「自分のピッチングで勢いづけたいというのは自分のピッチャータイプでもあるので、そこは存分に発揮できたと思っています」
――投げられない中でも、チームのことを常に考えていた印象があります。
「そうですね。やはりやれることやりたいと思っていたし、自分だけのチームではないので、何が何でも優勝したかったので、やれることをやろうと思って常に動いています」
――そこまでチームのことを考えられたのはなぜですか。
「やっぱりこのチームが好きというか、このみんなで優勝したいという気持ちが強いので、自然と出ているのかなと思います」
――神宮大会ではどんな投球をしたいですか。
「自分の持ち味である気迫のある投球を見せられたらと思います」
――ありがとうございました。
[栗村咲良]
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