
(105)秋季リーグ戦後インタビュー 上田希由翔

(この取材は11月2日に行われました)
上田希由翔内野手(国際3=愛産大三河)
――リーグ戦をチームとして振り返っていかがですか。
「春よりは負けていないのに、最終戦で優勝が確定されていないのでこれがリーグ戦かという感じです。ちゃんとしたリーグ戦を1年生の時も2年生の時も、観客も含めてという部分で感じられなかったので、まだ2回しか負けていないのに優勝が確定されてないというのが少しもやもやする感じです」
――個人としてはいかがでしたか。
「いい結果は残せなかったのですが、自分がやりたかったことや課題を見つけられたのでそれはそれでよかったのかなと感じたのと、オールスター終わりだったので知っている人の中でやるというのが、やってみたら自分は少し気持ち悪いなという感じでした」
――打率は2割9分8厘ということで惜しくも3割を切りました。
「波が激しかったというか、打っているときもあるし、打てないときはとことん打てなかったので、波をもう少し減らしていけたらと思います。調子が良いと何でも打ててしまう感じがするので、その感じをその次の週に持ち込んでしまって自分から崩れたという感じなので、調子が良ければ良いときほど、自分の中で対策を決めておけば良かったという感じでした」
――シーズン中でもいつも打点にこだわられている印象があります。
「走者を返すのが自分の一番の役目で、チームに貢献できればそれが一番だと思っています。チームにどれだけ貢献したかということが打点につながってきていると思うので、打点には結構こだわっています」
――シーズン中でつらいと思うときはありましたか。
「春は打てなかったときが一番苦しかったのですが、秋は終わったら新チームになり、その中で自分が引っ張っていく存在にならなくてはいけないと思っていました。なので、自分がうまくいかないときこそ、チームのために何か一声でも掛けようと思ってやっていたので、あまり苦しいとかはなかったです」
――打撃面で今後重点的に取り組んでいきたいことはありますか。
「やはり本塁打をシーズンに5本、6本打てるようにしたいなとは思います。本塁打にできる角度を自分で見つけて、それを追求していけばいいと思っています。元々高校時代も結構本塁打を打っていて、その感覚はあると思うので、それを呼び起こせたらと思います」
――初めて本格的に三塁を守ったシーズンでしたが、三塁守備に関してはいかがですか。
「どこの守備も大変ですが、一塁よりかは、自分は結構楽に守っていたと思います。自分は投げる方は強くはないですが、取る方に比べたら投げる方がまだできるなとは思っていたので、取ったら勝ちだと思って守っていて、そこまで問題はないかなとは思っていました」
――自分の希望だけならここが良いというポジションはありますか。
「特にないですが、内野の方がいいです。自分はピッチャーやショートの宗(宗山塁内野手・商2=広陵)に声を掛けながら試合をしたい気持ちがあるので、普通の練習ならいいのですが、試合になると声が聞こえなくなってしまうので、それで孤独になるのが嫌だなというのは少しあります」
――昨年度や今春と比べてマウンドに行く回数、内野に声を掛けに行く回数が増えた気がします。
「後輩が投げることが多かったので、それを含めて結構声を掛けに行くようには意識していました」
――神宮大会への意気込みをお願いします。
「春の全日本では1本もヒットを打てずに終わってしまったので、その借りを返すのと、チームのために活躍できたらと思います」
――ありがとうございました。
[栗村咲良]
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