
(104)秋季リーグ戦後インタビュー 中村奎太

(この取材は11月2日、14日に行われました)
中村奎太外野手(国際4=日大三)
ーー今季を振り返っていかがですか。
「優勝することができて素直にうれしいです。早稲田が勝たなければ優勝できないという中で、その結果によって大学野球の期間が変わると思っていたのですが、最後は優勝できたということで今までやってきたこと、人間力野球が生かされたのかなと思っています」
ーー立大戦を振り返ってチームとしてはいかがですか。
「2勝すること、勝ち点を獲ることが絶対条件で2勝できたのは、すごくチームの雰囲気的にも良かったかなと思います。やはり優勝がかかっている状況だったので、盛り上がった状況で全員が勝ちに向けて集中してできたことが良かったです」
ーー良かった点を挙げるとしたらどのあたりでしょうか。
「チームとしてはシーズンを通して声を出すことであったりとにかくやるべきことをやる、全力疾走だったりチームで決めていることをしっかりやるということができたと思うので良かったかなと思います。個人としてはあまり結果が出ない中で、とにかくどうやってチームを鼓舞できるかなと考えたり、どうすればチームの雰囲気が良くなるかなと考えた結果、やはり声を出すということが一番自分の中で大きいものだと思ったので、それを実際に実行できて良かったなと思います」
ーー打撃に関しては後半少し調子を落とされていたように感じたのですが、何か要因はございますか。
「練習不足です(試合をイメージした準備が足りなかった)そうですね。練習のシート打撃とか実際の練習の中ではヒットを打てていたのですが、やはりリーグ戦になると緊張だったり固まるというのが多かったです。自分の中で心の準備ができていなくて、焦りだったりとかヒットを打たないといけないというのがすごく大きくて。それが後半なかなか打てなかった理由かなと思います」
ーー外野での守備も安定していましたが、振り返っていかがですか。
「自分自身もピッチャーの経験があるので、厳しい打球とかを捕ってくれるとすごく助かるというのを分かっていて、とにかくピッチャーのために集中して、捕らなければいけないというのすごく感じていました。立教では少し危ないというかやらかしかけたのですがしっかり捕ることができて良かったです」
ーー印象に残っている試合は何かございますか。
「早稲田戦かなと思います。いいピッチャーもいる中で、多い得点を稼ぐことができました。まだシーズンが始まって2週目ということもあり調子がまだまだ分からない中で、全員が一つになってつながったのが、1カードは落としましたがその他のカードでしっかりと勝つことができた大きな起点となったカートになったかなと思います」
ーー今年度のチームの特徴を教えてください。
「4年生が明るいと思います。それに3年生2年生1年生がついてきてくれて、その点においてはすごく雰囲気がいいチームなのかなと思います」
ーー優勝したことによりこのチームで野球をする機会が増えたことについてはいかがですか。
「4年生はラストシーズンということで『優勝したい』というのを掲げてやってきました。なので次の舞台があるのがうれしいです。実際に4年生として長くやりたいというのもありますが、日本一という目標が明確になってきていて(日本一というのが)目の前まできているというのが何よりもうれしく思います」
ーー明治神宮大会でカギとなるのはどの点だと考えていますか。
「どのチームも初めて戦うことになるので、まずは自分たちのやるべきことをしっかりやることだと思います。送りバントをするだとか戦術のバスターであったりエンドランであったり監督から出た指示をしっかり全うする、役割を全うするということが大切だと思います」
ーー意気込みをお願いします。
「自分自身リーグ戦で思うような結果が出なかったですが、チームが優勝したことは素直にうれしく思います。この思いを六大学の代表として恥のないプレーと結果で示せたらと思います」
ーーありがとうございました。
[伊藤香奈]
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