(101)秋季リーグ戦後インタビュー 明新大地

2022.11.17

(この取材は11月2日、12日に行われました)

 

明新大地外野手(政経4=明大中野)

――今シーズンを振り返っていかがですか。

 「10勝できなかったことが悔しいです。春に優勝したぶん1位より上はないのですが、やはり常にどんどん成長していきたい、結果も出していきたい中で、結果を落としてしまったのは悔しいですね」

 

――優勝できた要因は何だと思いますか。

 「山陸(山田陸人内野手・法4=桐光学園)を中心にずっとチームのことを考えてくれていたので。最後だからとかではなくて、一シーズンとしてしっかり優勝しようという風に陸人とか開人(村松主将・情コミ4=静岡)とかが考えてくれていたので、そのおかげかなと思っています」

 

――春と比べてご自身として成長したところはどこだと思いますか。

 「今シーズンはとにかく三振の数を減らしたいと思って夏やってきたので、ツーストライクからも粘れたり、粘ってフォアボールを取れたりしたので、三振しなかったところは個人的には成長したところかなと思います。夏は技術的にも考え方的にもどうやっていこうか、いろんな人に聞いたりして、その結果ツーストライクから粘れるようになったかなと思います」

 

――今秋MVPを選ぶとしたらどなたですか。

 「山田陸人と岡本伊織(内野手・商4=創志学園)と鈴木一真(主務・政経4=明大中野八王子)です。山陸は1年間通して、一番チームのことを考えてくれた人間だからです。岡本は、リーグ戦のベンチにいる時もそうですが、試合ではない練習の時でも一番元気を出していて、このチームの太陽のような人なので。リーグ戦のベンチではもちろんですが、平日の府中でやっている練習の日も一番雰囲気をつくってくれていました。それに、一真がいなければこのチームは回っていないので、その3人がMVPです」

 

――印象に残っている試合はございますか。

 「印象に残っている試合は、法政の、陸人がホームランを打った試合です。この試合は、岡本がベンチに入っていたのですが、この時のベンチの雰囲気がこの秋で一番良かったです。それに、陸人がツーランを打って試合を決めたので、この試合です」

 

――毎回の取材で、山田陸内野手への愛をとても感じます。

 「山田陸人尊敬しています。つくづく思うのは、陸人と同じチームになれて良かった、同期として同じチームにいさせてもらえて良かったということです。どういうところがというと、野球に対する考え方とか、周りの人に対する思いやりとか、野球はもちろんですが野球以外のところも、こんなに出来ている人間がいるんだなという感じで。本当に何をしても勉強になるような人間なので。だから陸人が初動負荷に行っていると言うので、僕も初動負荷に行き始めて。ピラティス行っていると言うから、ピラティスも紹介してもらって。美容室も陸人に紹介してもらって(笑)。本当に勉強になる存在です」

 

――グラウンドで心掛けていたことは何ですか。

 「とにかくチームのために、その日何でもいいからチームのためになることをすることを考えていたので、下級生とかが出ている中で、ベンチにいる時は意識的に声を掛けたりしていました」

 

――今秋から背番号8を着けましたが、一桁の背番号をもらった時はいかがでしたか。

 「気持ちは特にはなかったです(笑)。結構27番とかに愛着があったので。福王さん(昭仁コーチ)が現役の時に着けた番号というのを聞いていて愛着があったので、自分が8番を着けたというよりは、飯森(太慈外野手・政経2=佼成学園)に27番を取られたみたいな感じでした(笑)」

 

――フレッシュトーナメントの優勝は見ていていかがでしたか。

 「やはりうれしいですね。同期が監督、助監督をやっているので、そういうことも含めてうれしかったです」

 

――フレッシュトーナメントに出ていた選手も神宮大会でメンバー入りする可能性がありますが、期待している選手はいらっしゃいますか。

 「選手ではないですが、原監督(尚矢選手兼学生コーチ・明治)と島村ヘッドコーチ(遼太選手兼学生コーチ・明大中野八王子)です。素晴らしい采配をしていたので。これからまた学生コーチの方に戻ると思うのですが、2人がいつもメニューを決めたりとかノックを打ったりとかしてくれて、そういう人がいるからチームが回ると思うので、選手ではないですが2人の学生コーチに期待しています」

 

――神宮大会までに伸ばしたいことはございますか。

 「たくさんあります。とにかくメンバーに入らないといけないのですが、具体的なことというよりは、優勝するためにいろいろな役割があると思うんですね。メンバーが決まってからは(決勝まで)変更できないので、いろいろな役割がある中で(メンバーを)変更できないぶん一人一人がやる役割が増えると思うのですが、引き出しをたくさん増やしたいですね。小技とかも含めて自分にできる引き出しを神宮大会までに一つでも増やしたいです。やはり選手権は負けてしまったのでその悔しさがありますし、僕も全国大会の舞台で1本しかヒットを打てなかったので、次は勝利につながる活躍をしたいと思います」

 

――神宮大会への意気込みをお願いします。

 「最後の優勝のワンアウトを自分が取って、マウンドを目指して走って行くイメージはもうできているので、とにかく日本一を取って、応援してくれる人たちとみんなで喜べるようにしっかりやっていきます」

 

――ありがとうございました。

 

[西村美夕]