(92)慶大戦 選手コメント①/東京六大学秋季リーグ戦

2022.10.28

(この取材は10月19日から22日、電話にて行われました)

 

村松開人主将(情コミ4=静岡)

――慶大戦全体を振り返っていかがですか。

 「自分も含めてスキが多く、明治の弱いところが出たと思います。取れるアウトをしっかり取れなかったり、抑えなければいけない要所のところで点を取られてしまったりと、流れを持ってきたいところで持ってこられなかったことが慶應戦通しての痛いところだと思います」

 

――自力優勝が消えて、チームではどのようなことを話していますか。

 「優勝の可能性は残っていて、立教戦も残っているので、しっかり立教戦に向けてやれることを準備したいです。自力優勝はなくなって他力本願ですが、自分たちのベストを尽くそうということは言っています」

 

――20日のプロ野球ドラフト会議では中日ドラゴンズから2位を受けました。明大のファンに向けてメッセージをお願いします。

 「まずは立教戦、最後のカードが残っているのでぜひ見に来ていただきたいです。終わっても自分たちの代の野球部員は各方面で野球をするので、またそこでさまざまな所に足を運んで見に行っていただければと思います。自分も早く一軍で出られるように頑張るので、これからも応援よろしくお願いします」

 

蓑尾海斗捕手(文4=日南学園)

――慶大2回戦でのサヨナラ打を振り返っていかがですか。

 「自分が3点を取られてしまって、ピッチャーも多めに使ってしまった中で、自分がこの回に決めなければいけないのは感じていたので、何としてでも決めてやろうと思っていました。チャンスやサヨナラの場面では初球の真っすぐしか狙っていないので、真っすぐ投げてこいと思ったら全然違うボールが来ましたが、振ったらきれいにバットに乗っかってくれたので、いつもああいう打撃ができたらいいのになと思いました」

 

――ドラフト会議後、田中武宏監督から掛けられた言葉はございますか。

 「自分も気持ちの切り替えはできていて、監督には『残念だったけどまだ秋もあるし、社会人になってから頑張れ』と言われました。この経験をさせてもらったことと、期待してるよという話をされると、やっぱり野球をしている間は上を目指してやっていこうかなと思いました」

 

――立大戦へ向けての意気込みをお願いします。

 「チームとしてまだ優勝が残っている中で戦うので、絶対に落としてはいけないカードだと思いますし、絶対に落とせない試合になるので、ここで確実に勝ち点を取って、早稲田慶應にしっかりとプレッシャーを与えられるようにやっていきたいと思います」

 

明新大地外野手(政経4=明大中野)

――2回戦、守備では2度ファインプレーがありました。

 「試合中はもうアウトを取ることに必死なので、僕的には、そんなファインプレーしたかな? と思っていて。あまり感覚がなかったのですが、試合が終わってヒーローインタビューに呼ばれたので、ああ良かったのかな、みたいな感じでした。映像も見ましたが、1個目のプレーはスタートがあまり良くなかったですね。2個目はポジション取りが良かったです。僕のところに(打球が)来た以上は全部取ろうと思って守っているので、取れるとは思っていました」

 

――今のチームの雰囲気はいかがですか。

 「そんなに(敗戦を)引きずっているとかはないです。陸人(山田内野手・法4=桐光学園)を中心に表情もいいですし、次に向けて切り替えてやっている感じですね。陸人の存在は大きいです。本当に大きいです。特にこの慶應戦で思ったことは、希由翔(上田内野手・国際3=愛産大三河)とか宗山(塁内野手・商2=広陵)が今までにはない表情で、グラウンドで野球をやっていたと思うんです。ガッツポーズしたり、希由翔がヘッドスライディングしたりとかしていて。ああやって下級生がチームのために気持ち出してプレーしてくれているのは、陸人がずっとそういう姿勢でやってきたのを彼らが見ているからだと思います。だからそういう意味でも、陸人がずっとチームにやってきてくれたことを考えると、やはり陸人はグラウンドにいるべきだと思います」

 

――ご自身にとってここまでのラストシーズンはいかがですか。

 「このシーズンはメンバーを外れたりもしましたが、当初の目標である『その日その日でチームにとってプラスなことを一つでもする』という点においては、メンバーを外れてボールボーイをやった日もありましたが、それも含めてチームのためにという意識で動けていると思います」

 

髙山陽成投手(文4=作新学院)

――慶大戦全体を振り返ってみていかがですか。

 「自分としては3連投をして、チームが苦しい中、抑えられた試合と抑えられなかった試合がありとても複雑な気持ちです。自分の役目を全うできた試合とできなかった試合がはっきりしていましたが、一番は勝ち点を取れなかった悔しさがあります」

 

――2回戦では好投した久野悠斗投手(商1=報徳学園)の後を継ぎ、7回から登板しましたが、振り返っていかがですか。

 「久野が頑張って投げていたので、自分がここで打たれたら4年生の意地というか、1年生が初先発であれだけ頑張っていたので、打たれてはいけない責任感は今まで以上に感じていました。そこをどう自分が後悔しないように抑えられるかを意識しました」

 

――ありがとうございました。

 

[硬式野球部担当一同]