(91)立大戦事前インタビュー③ 山田健太主将、宮海土投手

2022.10.28


(この取材は9月7日に行われました)

 

山田健太主将

――今春のリーグ戦を振り返っていかがですか。

 「やはり最後勝ち点を取った方が優勝という中で、最後勝ち切れなかったので、チームとしてもそうですけど、個人としても悔しい結果に終わりました」

 

――主将として初のシーズンでしたがいかがでしたか。

 「今まで以上にチームを勝たせたいという気持ちが強かったのですが、やはりチームメート全員頑張っていましたし、チームが苦しい状況の中で自分がもっと活躍しないと優勝はできないと改めて感じさせられるようなシーズンでした」

 

――夏はどんな練習をされましたか。

 「立大の弱さでもある、ここ一番で自分の持っているもの以上のパフォーマンスというのが立大の選手はあまり出せないので、勝負強さだったり、ここ一番でのパフォーマンス向上を目指してやってきました」

 

大学日本代表はいかがでしたか。

 「本当にレベルの高い環境の中で野球をさせてもらって、そこでも主将をやらせてもらって本当に今までにはない経験をこの夏はさせてもらったので、本当に今後の野球人生にとっていい経験だったなと思います」

 

――オランダ遠征では収穫はございましたか。

 「国際大会というのがほぼ初めての中で、本当に対応力が求められる中での野球をしてきたので、対応力というのはオランダに行ってすごく学ぶものがあったと思います」

 

――上田希由翔内野手(国際3=愛産大三河)、宗山塁内野手(商2=広陵)との関わりはございましたか。

 「六大学の選手もたくさんいた中、その2人は後輩だったんですけど、かわいい後輩で、頑張っていました。野球のことについて話しました」

 

――ラストシーズンを迎えますがどんな思いがございますか。

 「自分は1年の春のシーズンから試合に出させてもらって、今まで良いことも悪いこともさまざまなことを経験させてもらったので、その経験をふまえてこのラストシーズンはチームとしても個人としても納得いくシーズンを送れたらと思っています」

 

――今季の目標を教えてください。

 「チームとしては優勝だけを目指してずっとやってきているという状態で、個人としてはチームが苦しい状況であったり、ここ一番というところで自分がチームを勝たせる1本だったり1プレーをしたいなと思います」

 

――今季の明大のイメージはいかがですか。

 「本当にバランスの取れたチームで、投手も良いですし、打者陣も本当に勝負強い打者がたくさんいるので、手ごわいチームだと思います」

 

――明大で意識する選手はいらっしゃいますか。

 「やはり代表で一緒にやった宗山とか上田希由翔には負けないぞという気持ちで頑張ります」

 

――最後に意気込みをお願いします。

 「ラストシーズンになってしまったのですが、最後は優勝してみんなで笑って終われるように頑張りたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

宮海土投手

――昨季を振り返っていかがですか。

 「慶大と明大に負けてしまって、結果優勝を逃してしまって悔しいシーズンだったと思います」

 

――この夏強化した点はございますか。

 「自分の課題は制球力、コントロールだと思うので、そこに一番重きを置いて着手してやっていました」

 

――投手陣の状況はいかがですか。

 「先発で荘司、池田陽がしっかり投げてくれて、他の中継ぎ陣でしっかり残りの回を抑えるというような感じで、お互いそれぞれの立場でやることは決まっているので、あとはそこに向けてリーグ戦中もやるべきことをしっかりできたらいいかなと思います。状態としてはいい感じです」

 

――中継ぎ陣としての役割についてはどのように考えていますか。

 「先発の2人が何とか最少失点で抑えようとやってくれているので、その中で中継ぎの自分たちがつないでもらったバトンをしっかり最少失点というか、できれば無失点でつないでいけるように、任された回をしっかり抑え切れるようにしていこうという意識でやっています」

 

――今季の目標を教えてください。

 「今季は完全復活した自分の投球をできるように頑張って、しっかり抑えに戻って、リーグ戦通して防御率0を目指したいと思います」

 

――今季はラストシーズンとなりますがいかがですか。

 「頭では分かっているんですけど、結構実感がないというか、ずっとリーグ戦に出させてもらって、そのリーグ戦が最後という実感がないのですが、しっかり目標を立てたのでそこに向けて後悔が残らないようにしっかりやり切りたいと思います」

 

――4年生としてチームへの思いはございますか。

 「3年春から優勝を本気で目指してそれがずっとかなわず、1年生の時からまだ優勝を体験することができていないので、本当に悪い流れだったり、あと一歩で勝てないという立大の流れを止めるべく新チームを始めたので、後悔なくやり切りたいです」

 

――明大のイメージについてはいかがですか。

 「自分的に明大が一番投げていて苦手です。みんな打撃が良くて足もあるので投手として投げづらくて、一番気を使います。投手陣もいい投手がたくさんいて、ここ最近最終戦は明大との試合が多くて、重要な試合だったり思い入れがあるところで明大とすごく試合をするので、良い意味でライバルという印象を持っています」

 

――昨季の思い入れのある試合はございますか。

 「最後優勝が明大と立大に懸かって、勝ち点を取った方が優勝という中、全力でぶつかり合って、結局自分たちが負けてしまったのでその最終戦は一番思い入れがあります」

 

――明大で警戒する打者はいらっしゃいますか。

 「やはり宗山くんと上田くんの3番4番はいい打者というのは分かっているのですが、あの2人の前に走者をためるとそこで返されてしまいますし、あの2人を出すとピンチになってしまうので、注意しています」

 

――今季の意気込みをお願いします。

 「ラストシーズンになってしまったので、後悔が残らないようにチームとしても優勝、日本一を目指して、自分としても少しでも力になれるように、抑えに戻って、完璧な投球をシーズン通してやり切りたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[栗村咲良]