(86)慶大戦事前インタビュー② 増居翔太投手、橋本達弥投手

2022.10.14

(この取材は8月21日に行われました)

 

増居翔太投手

――春季リーグ戦振り返っていかがでしたか。

 「春のシーズンは自分の中でうまくいかないことが多くて、思った通りに投げられない時期が続いて自分の中で修正できない悔しいシーズンでした。チーム全体で見た時にも投手陣、特に僕がしっかりと投げられなかったことが優勝を逃している大きな要因になっていると感じているので、優勝を逃すという点においても自分が足を引っ張ってしまったので悔しいシーズンでした」

 

――今年度の明大の印象はいかがですか。

 「明治のピッチャーには投手として完全に力負けしていたなと思います。慶應の打撃陣は良い成績を残している中で、明大に勝ち切れなかったのはピッチャーの力だと思っています。第1戦で投げさせてもらっていた身として明治の試合で力不足を実感しました」

 

――今秋に向け、夏に取り組んでいることを教えてください。

 「まずは体力をつけて、いくらでも投げるための体力づくりをしています。もう一つは春うまくいかずに失いかけた自信を取り戻すためにバッターに投げるというところを重点的にやっています」

 

――秋季リーグ戦はどういった投球がしたいですか。

 「思うように投げられるようになったとしても自分のピッチャーとしてのタイプとして三振を取って圧倒するという感じではないです。ある程度打たせながら時にはヒットを打たせながらピンチを背負いながらも粘って抑えるということしか自分にできることはないと思っています。なので、どれだけ惨めな姿をさらしても最小失点で抑える。そういう粘り強い投球ができたらと思います」

 

――今秋の目標を教えてください。

 「チームとしてはリーグ優勝。そして神宮大会優勝で日本一。個人としてはチームの目標に少しでも貢献できるようにピッチャーとして5勝。各大学から勝利を挙げられるとチームの優勝も、近づくと思うので、チームを勝利に導く投球をしたいと思っています

 

橋本達弥投手

――春季リーグ戦振り返っていかがでしたか。

 「課題も多く出たリーグ戦だったと思います。3連覇を目指し、さらに日本一を目指していた中で2位に終わってしまい、悔しい部分はありました」

 

――個人としては最優秀防御率を獲得されました。取ることができた要因を教えてください。

 「自分の投球が良くて取れたというよりリリーフでイニングを稼ぐことができました。そして、野手のみんなが点を取ってくれたおかげなのでそこまで自分で取ったという感触はないです」

 

――自身の投球スタイルの強みを教えてください。

 「いい時はストレートでどんどん押していけるので安定してできるようになればそこが強みだと思っています」

 

――夏の期間では大学・社会人選抜としてU―23NPB選抜との対戦もありました。

 「やはりプロのバッターは甘いところに行くと簡単にヒットゾーンに飛ばしてくるのでアマチュアとは差があると感じました。いい感じで投げることができたボールはプロの2軍の選手に通用するというのは感じました」

 

――この夏に意識して取り組んでいることを教えてください。

 「やはり春は制球の部分で苦労しました。それはレベルが上がるにつれて必要になってくる部分だと思うので安定したピッチングができるように練習しています」

 

――秋季リーグ戦のチームと個人の目標を教えてください。

 「4年間やってきた慶應野球部で挑む最後のリーグ戦なので、リーグ戦を優勝し、神宮大会も優勝して日本一を目指すところがまずチームとしての目標です。個人としてはどんな形でもいいのでひたすら試合に出て貢献していきたいです」

 

――ありがとうございました。

 

 [中村謙吾]