(85)慶大戦事前インタビュー① 下山悠介主将、廣瀬隆太内野手

2022.10.14

(この取材は8月21日に行われました)

下山悠介主将

――昨季を振り返っていかがですか。

 「一言で言うと悔しいシーズンでした。やはり優勝争いをしている中で勝負どころの明大戦で自分たちの弱さが出てしまい優勝を逃してしまいました。もちろん冬にやってきたことの成果が出た一面もありましたが、全体的な印象としては悔しかったです」

 

――ここまで主将として部員をまとめてきていかがでしたか。

 「想像以上に難しかったなと思っています。今190人程、部員がいるのですが、1人で何とかしようとするのは不可能だなと感じています。最上級生や首脳陣、監督コーチとコミュニケーションを取り、複数でチームをまとめていくということを心掛けています」

 

――慶大のアピールポイントを教えてください。

 「慶應は一つの特徴として本当にさまざまな地域やレベルの選手が慶應のユニホームを着て神宮で優勝したいと思い入部してきています。その思いを持ってグラウンドに立っているので慶應としての意地や執念みたいなものは自分たちは強く持ってやっているつもりなので、そこは自信ではないですが、プライドのようなものはいい意味で持っています」

 

――今年度の明大の印象はいかがですか。

 「粘り強くていやらしい印象があります。僕が入ってきた頃からそのような印象なのですが、今年度の明治は粘り強さみたいなものが特に強いチームだなと感じています」

 

――明大で警戒している選手はいらっしゃいますか。

 「村松くん(開人主将・情コミ4=静岡)と山田陸人くん(内野手・法4=桐光学園)です。他にもいいバッターがたくさんいるのですが、その2人のバッターからは毎打席執念を感じているのでこの秋も要警戒だなと思います。(同学年で同じ内野手として意識はありますか)正直とてもしていて、村松くんも主将同士なのでさまざまなところで話すこともありますし、山田陸人くんもプライベートで会う仲なのでそういう意味でもあの2人には絶対に負けたくないなと思います」

 

――意気込みをお願いします。

 「春のシーズンも本当に悔しかったので秋こそ何とか日本一になりたいですし、なるつもりで今練習しています。学生野球も最後なので全員でやり切ったと思えるような、完全燃焼できるようなそんなシーズンにしたいなと思います」

 

廣瀬隆太内野手

――昨季を振り返っていかがですか。

 「チームとしては優勝できずに悔しいシーズンでした。個人としては満足できた部分もありましたが、まだまだ課題があったシーズンなので、全体を通して悔しかったです」

 

――勝負強い印象ですが、要因はありますか。

 「好機を楽しめていることです。楽しんだからこそ結果も出たのかなと思います。緊張というより、自分が打ったらヒーローだなというポジティブな気持ちで打席に入っています」

 

――日本代表での活動はいかがでしたか。

 「海外の選手と試合をして、いろいろな文化を身近に触れることができ、すごくいい経験でした。チームメートもレベルが高くて自分はまだまだだなと思いました」

 

――上田希由翔内野手(国際3=愛産大三河)とは代表では同じポジションを守ることが多く、同学年です。意識する部分などはありましたか。

 「リーグ戦の時からライバルでしたし、ベストナインも争っていてもちろん意識はしています。(負けていないと感じる部分はありますか)おそらく全て負けています(笑)。やはり希由翔はパワーもありますし、その中でミートも兼ね備えているので、自分はパワーに頼りがちなのですが、希由翔はどちらも兼ね備えているので、打撃のレベルで言うと希由翔の方が上です。ただ、ホームラン数は負けたくないです」

 

――春の明大戦を振り返ってみていかがですか。

 「優勝が懸かっていて大一番ということだったのですが、明治打線の調子が本当に良くてこちらとしては抑えられる気がしませんでした」

 

――意気込みをお願いします。

 「チームとしては春のリーグ戦優勝できなかったので秋のリーグ戦はしっかり優勝したいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[宮本果林]