
(67)東大戦直前インタビュー③宮﨑湧外野手、梅林浩大内野手

(この取材は8月25日に行われました)
宮﨑湧外野手
――今春はどのようなシーズンでしたか。
「個人としてはキャリアの中で一番良い成績を残せたので、今まで取り組んできたことが数字にも現れて良かったかなと思います。ただチームとしては、昨年から出ているメンバーが多くいる中で1勝も挙げられなかったことは情けないですし、応援してくださった方々に申し訳ないので、秋こそは勝ちたいという思いが強いです」
――キャリアハイの成績を残せた要因を教えてください。
「準備をしっかりしていたところだと考えていて、試合に入る前から相手投手のビデオを繰り返し見て自分の中でタイミングを取りながら見ることで、後手にならないような、こちらから攻撃を仕掛けていくことをできたことが良かったかなと思います」
――一番印象に残ってる試合はどの試合ですか。
「早稲田大学さんとの2回戦、6―6で引き分けた試合ですね。それまでまったく1試合も勝てていない中で、やっと勝てるというところまできていて、6点取れていたというところもいい攻撃ができていていい流れで最終回まで来れたのですが、最後に追い付かれてしまったというところで、春の中での自分たちの良かった部分と物足りない部分がどちらも出た試合かなと思います」
――夏はどのようなことに力を入れましたか。
「バッティング練習の中から試合を想定して、ヒットを打つことにフォーカスして練習しました。自分のフォームとかよりも、ヒットを打つことだけにフォーカスした練習に時間が割かれました」
――明大への印象を教えてください。
「春優勝した通り、投手力も先発投手で蒔田(稔投手・商3=九州学院)選手と村田(賢一投手・商3=春日部共栄)選手という良いピッチャーが2人いて、攻撃力も宗山(塁内野手・商2=広陵)選手とか上田(希由翔内野手・国際3=愛産大三河)選手など良いバッターがいて、スキがないチームかなと思います」
――中でも警戒している選手はいますか。
「僕はバッターなので、やはり蒔田投手ですね」
――リーグ戦への意気込みをお願いします。
「なんとしてでも春挙げられなかった勝利を挙げて最下位脱出を成し遂げますので、応援のほどよろしくお願いします」
――ありがとうございました。
梅林浩大内野手
――今春はどのようなシーズンでしたか。
「最後の最後で引き分けだったり負けにされてしまう試合があって、そういう点は東大のもう一つ伸びなければいけないところなので、ここ一番で勝ち切れなかったことが振り返りで一番に上がります」
――春は主に4番として出場されました。
「今年の春から4番として出させてもらったのですが、スタメンになったのも初めてで、慣れていない部分もあったのですが、やはり4番というところでチームの中心にならなければいけないと思っていて、どうしても勝つためには誰かが打って点を取らなければいけないので、4番の自分がそういう役割を担っていく意気込みで打席に入っていました」
――夏はどのようなことに力を入れてきましたか。
「春は4番ということで長打を打つことを考えていたのですが、その結果力が足りずに外野フライであったり、上がりすぎて内野フライということが多かったので、そこを見直して低く強い打球を出してよりたくさんヒットを打てるようにという意識でやってきました」
――明大の印象を教えてください。
「投打ともに抜け目がないなというのを感じていて、ピッチャー陣も蒔田くんを中心に本当に力のある真っ直ぐや変化球があって文句の付けようがないピッチャーが何人もいて、バッター陣も1番から9番まで芯に当てる能力もあって足も速くて、どのバッターも気が抜けないという印象を持ちました」
――中でも警戒している選手はいますか。
「春は出ていなかったのですが、村松(開人主将・情コミ4=静岡)が秋出てきて活躍すると思うので、村松はキャプテンでもありますし、彼が活躍すると明治全体が勢いづくんだろうなということは感じているので、なんとかしてそこを抑えたい気持ちはあります」
――梅林選手から見た村松主将への印象を教えてください。
「高校の時と全然違うというのはすごく感じていて、明治でどのような感じかは知らないのですが、多分あまり多くを喋る感じではないと思っていて、3年まで素晴らしい実績を持っていてプレーの面で引っ張っていくのかなと思っていたのですが、春は出れなくて、それでもベンチで声出したり指示出したりしていてそれで明治全体がまとまっていると感じたので、プレー意外のところでもチームを支えていて素直にすごいなと思いました」
――リーグ戦への意気込みをお願いします。
「チームとして最下位脱出という目標があるので、それを達成するためにチームとしてまず1勝そして2勝と勝ちを重ねていくことが一つです。そして秋も4番で出ると思うので、自分が打って勝つんだという強い気持ちを持って取り組みたいです」
――ありがとうございました。
[野口優斗]
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