
(60)秋季リーグ開幕前インタビュー 明新大地

(この取材は8月24日に行われました)
明新大地外野手(政経4=明大中野)
――この夏、力を入れたことを教えてください。
「とにかく振ることを意識しました。春からあまり振る力がなかったので、とにかく量を振りました」
――優勝に向けて、チームとしてカギになることは何だと思いますか。
「毎朝コーチから言われているのですが、何事も集中力を持って取り組むことですかね。毎朝福王(昭仁)コーチに『課題、目標、目的意識、集中力』と言われているのですが、そのうち『集中力』がこの夏から秋にかけて増えたことで。春まで三つだったのですが、夏から『集中力』が増えて。福王さんの言っていることはリーグ戦でそのまま出たりするので、集中力がカギだと思います」
――個人として目標にしている数字はございますか。
「この秋はもう自分を捨てると決めたのでプレーの数字はないですが、強いて言うなら120パーセント声を出すことです」
――自分を捨てるというのはどういうことでしょうか。
「ベストナインを取りたいという気持ちはあったのですが、それだと自分が、自分がってなっている感じがして。僕はこのチームが好きなので、このチームの力になりたいという方が強いので、自分が活躍して優勝するビジョンももちろんありますが、それよりも優勝が先にあって、優勝するためのアクションを一つ一つやっていきたいです。例えば試合に出る下級生に声掛けるとか、ピッチャーにドリンクを持っていくとか、本当にそんなことを僕は全力でやりたいと思っています」
――プレーに関してはどういうプレーをしていきたいですか。
「春同様、泥くさく、がむしゃらにやって、試合終わる頃にはユニホームがどろどろになっているというのが僕の持ち味だと思うので、そういう姿勢のあるプレーをしたいです」
――ラストシーズンを前にした心境を教えてください。
「もうラストかという感じですね。2年の春から試合に出してもらっているのですが、まだこれが最後のシーズンという実感はあまりなくて。でも、終わった時にやり残したことがないような準備は毎日やりたいです」
――明大での3年半は振り返っていかがですか。
「楽しかったです。その一言につきます。本当に楽しかったです。常にアマチュア球界、高校野球界のスターたちが一緒にいて、本当に刺激をもらってばかりで、そういう人たちと一緒に野球できたり生活できたりしたことは本当に宝物だなと思います」
――残りの2週間でやりたいことを教えてください。
「今続けている振る量は絶対に減らしたくないので、振る量をキープどころか増やしていく感じでやっていきます。ただ、その一方で僕はやりすぎると体重が減っていくので、それを跳ね返す食事を取りたいですね」
――今秋注意したい相手はいらっしゃいますか。
「やはり立教は優勝決定戦で、両方優勝が懸かっている中で戦って、ぎりぎり僕らが勝ったのですが、今回も最後が立教なので、僕らがその時に優勝の権利を持っていることが前提ですが、結構目の色変えてくると思うので、立教は手強いと思います」
――チームとしての理想の勝ち方を教えてください。
「目指しているのは、5点を取って3点以内に抑えることですが、そんなにきれいにはいかないと思うので、とにかく9回裏の時点で1点明治が勝っていればいいです。内容よりは、最後に1点上回っていればいい、そういう勝ち方がやはり明治はいいと思います」
――リーグ戦に向けて意気込みをお願いします。
「このチームで春秋連覇したいので、そのために僕にできることをしっかりやりたいです」
――ありがとうございました。
[西村美夕]
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