
(57)秋季リーグ開幕前インタビュー 蒔田稔

(この取材は8月24日に行われました)
蒔田稔投手(商3=九州学院)
――投球フォームが中日・柳裕也投手(平29政経卒・現中日ドラゴンズ)に似ていると話題ですが、意識されていることはございますか。
「最初は何も意識していませんでしたが、似ていると言われるようになり、投げ方が似ているということは参考にできることがあると思ったので、動画などを見ながら変化球や間の取り方などを取り入れたりしています」
――オープン戦での調子はいかがですか。
「春よりも良い仕上がりだと感じています。夏の練習では変化球の精度向上に取り組んだのですが、練習でやってきたことがある程度形になってきているので、手応えがあります。ストレートも相手打者を押せているという感触があるので、あとは細かい部分を詰めていきたいと考えています。」
――勝ち点制が復活し、土曜に加え月曜に先発登板されることがありましたが身体的な負担などはいかがですか。
「月曜の方が体がよく動く感覚がありますし、自分自身月曜の方が好きなので問題ありません」
――春季リーグ戦で優勝を決めた立大3回戦では、代打を送られ悔しそうな表情をされたのが印象的ですが、当時の状況について教えてください。
「あの試合は体力的にも余裕がありましたし、この試合は責任を持って投げられると感じていたので、交代が決まったときは『まだ投げられるのに』という思いでした」
――6月に行われた大学日本代表選考合宿にも参加されましたが、感想をお聞かせください。
「全国のレベルの高い選手ばかりで、球速や変化球のキレなど、自分との差を感じました。ですが来年度も代表入りの機会はあると思うので、そこで結果を残したいと考えています」
――蒔田投手といえば内角の力のある直球が印象的ですが、ご自身で解説していただけますか。
「右打者にも左打者にも内角を突く怖さはないですし、内角を突くことで変化球も生きてくると思うので、秋季リーグ戦でもそこは続けていきたいです」
――春季リーグ戦では同級生の村田賢一投手(商3=春日部共栄)とお2人で先発を務められましたが、村田投手はどのような存在ですか。
「同級生ですし普段は仲が良いですが、当然ライバルとして負けたくない気持ちもあります。明大のエースナンバーである〝11〟を自分だけでなく村田も狙っていると思うので、そういう意味でお互いを高め合える存在です」
――野球少年に向けて、どのような取り組みをすれば蒔田投手のような選手になれるでしょうか。
「何をするにしても目的意識を持ってやることが大切だと思います。例えばプロ野球選手になりたいなら、そこから逆算をして目的を持って練習に取り組むことが大切だと感じています」
――秋季リーグ戦で獲得したいタイトルはございますか。
「先発をするか、中継ぎをするかまだ分かりませんが、最優秀防御率のタイトルを取りたいと考えています。最優秀防御率受賞者に贈られるトロフィーがかっこいいのでぜひ獲得したいです」
――ありがとうございました。
[上瀬拓海]
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