(54)秋季リーグ開幕前インタビュー 藤江星河

2022.09.06

(この取材は8月24日に行われました)

 

藤江星河投手(政経2=大阪桐蔭)

――昨秋は第二先発を任されていた中で、昨季は優勝をスタンドから見る形でした。

 「優勝したことはうれしかったのですが、自分がマウンドに立って投げられていないという部分で悔しい気持ちもありました。その悔しい気持ちがある分、今年の秋は自分が投げて優勝したいという気持ちはあります」

 

――投球練習を再開したのはいつ頃でしょうか。

 「春のリーグ戦、全日本(全日本大学選手権)が終わってからは問題なく投げられていました。春はケガをしたのが肘だったということもあり慎重にという感じでした」

 

――夏の練習で力を入れたことは何かございますか。

 「投げる感覚というのを忘れていたので、バッターを立たせてピッチングしたりといったバッターをイメージしながら投げるということはかなりやりました」

 

――ここまでのオープン戦を振り返っていかがですか。

 「まだ2試合しか投げていないのですが、前回の試合よりは今日の試合の方が全然良かったですし、また次投げる時は今日のピッチングよりさらに良くしていきたいなと思います」

 

――田中武宏監督からオープン戦登板後に何か言われたことはございますか。

 「1ストライク2ボールのカウントにしてからバッターを打ち取るというケースが多かったと言われて、やはり1ストライク2ボールというのはバッティングカウントでバッターが打ちやすいカウントでもあるので、『早めにストライクを取ってストライク先行で投げていけ』ということは言われました」

 

――何か課題はございますか。

 「フォームのことであったり色々ありますが、もっと余裕をもちたいです。どうしても余裕がなくなってしまったら打たれてしまうと思いますし、よくキャッチャーからも『もっと余裕をもって投げろ』と言われるので、気持ちの面で余裕をもちたいです」

 

――個人の状態はいかがですか。

 「間違いなく良くなってきていると思います。これから投げていく中で(投げていなかったことで)忘れていた感覚を取り戻していきたいなと思います」

 

――優勝するために自分ができることは何だと考えていますか。

 「もしメンバー入らせてもらえるのであれば、投げる機会があれば勝てるピッチングをすることだけだと思います。個人の成績がどうというよりかはチームが勝つことだけを考えてやっていきたいです」

 

――4年生と野球ができる最後のシーズンということについてはいかがですか。

 「今年の春は投げることができず、あと1シーズンしか投げられないので、4年生と野球ができる時間を大切にしたいです。自分が1年で投げている時からバックで守っている先輩方が村松(開人主将・情コミ4=静岡)さんだったり山陸(山田陸人内野手・法4=桐光学園)さん、蓑尾(海斗捕手・文4=日南学園)さんだったりと多かったので、その中でもう一回投げたいという気持ちはすごくあります」

 

――今季の目標を教えてください。

 「リーグ戦優勝して、神宮(明治神宮大会)で日本一になることです」

 

――今季への意気込みをお願いします。

 「ベンチに入らせてもらえるのであれば優勝に貢献したいなと思います。日本一という目標もありますが、まずはリーグ戦優勝に向けて頑張りたいなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[伊藤香奈]