
(53)秋季リーグ開幕前インタビュー 宗山塁

(この取材は8月24日に行われました)
宗山塁内野手(商2=広陵)
――秋季リーグ戦開幕を前にした現在の心境をお聞かせください。
「昨季優勝できた分、秋は他チームに警戒されると思うので、春以上の力をつけなければいけないと思っています」
――オープン戦などでは本職の遊撃に加え二塁の守備にも挑戦されていますが守備位置のこだわりはございますか。
「遊撃を守れたら一番良いと思いますが、二塁でも出場した守備位置でチームに必要なプレーができたら良いと考えています」
――試合では内角の球をうまく安打する場面が目立ちますが、どのような練習をされていますか。
「内角の球を打つための練習というのはありませんが、良い打ち方をしないと打てるコースが限られてしまいます。その中で、打ち方の部分が良くなったので内角の球が打てるようになってきたのかなと思います」
――第30回ハーレムベースボールウィーク2022など、大学日本代表としての活動はいかがでしたか。
「多くの選手のプレーを見たり、話をしたりすることができ、自分の引き出しを増やすことができたかなと思います。海外の環境や選手を見て、日本の野球の優れている点や、逆にスイングの強さなど足りない点を感じました」
――これまで対戦した投手で、苦手とする投手はいらっしゃいますか。
「荘司投手(立大)は、春のリーグ戦で対戦して、最も良い投手だと感じました。荘司投手の投球には角度があって、見極めがしづらいという難しさがあります」
――春季リーグは3本塁打を記録されましたが、長打の追求についてどのようなお考えをお持ちですか。
「自分の結果も欲しいですがまずはチームの勝利が優先なので、進塁打を打つ必要がある場面もあります。そのような場面で長打を狙った大きなスイングをしていてはチームのためのプレーとは言えません。もちろん本塁打は打ちたいですが、団体競技をやっている以上チームの勝利につながる打撃が大切だと考えています」
――昨季から勝ち点制が復活しましたが、明大が優勝することができたのはなぜだと考えていますか。
「自主練習も含めて練習量は多いと思いますし、練習の際から簡単にアウトにならない、また簡単に点をやらないということは常々言われています。それは伝統でもありますし、そのような意識があれば、連戦になった時にも良いプレーができると思います」
――コロナ禍で野球をする難しさについてお聞かせください。
「多くの選手と交流することで得られるモノがたくさんあると思いますが、そのような機会が制限されるというのは非常に残念です。ですが誰もが同じ条件なので、仕方ないと割り切ってやるしかないと考えています」
――秋季リーグ戦の意気込みをお願いします
「昨季とは違って追われる立場になると思いますが、それに打ち勝って2季連続優勝を達成したいです。また、4年生と1日でも長く野球をしたい思いもあります」
――ありがとうございました。
[上瀬拓海]
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