
(番外)林、遠藤がJ2・横浜FCへ来季加入内定!/選手コメント前編
7月19日、主将林幸多郎(法4=サガン鳥栖U―18)とGK遠藤雅己(法4=桐蔭学園)の横浜FCへの来季加入内定が発表された。主将、寮長としてチームをピッチ内外でけん引する2人が、今季初のプロ内定を果たした。
今回は両選手へのインタビュー前編をお届けします。
(この取材は7月21日にオンラインで行われたものです)
(写真:90分を走り切る運動量が魅力の林)
――横浜FCへの加入内定が決まった今の心境はいかがですか。
林:横浜FCからオファーをいただいて正直驚いたというか、自分がそう評価されたというのは嬉しかったのが素直な思いです。プロに行くということで、それなりの覚悟を持たなきゃいけないなと思いますし、これからもプロに行く選手という目で見られるので、今まで以上にピッチ内外で自覚を持って行動しなくてはいけないと思います。
遠藤:まずは率直に嬉しかったという思いが強いです。横浜FCのホームページにもコメントで書かせていただきましたが、父がチーム創設時のキャプテンということで、自分はオファーをいただく前から横浜FCのことをかなり知っていたので、それも含めた上で嬉しいという気持ちがすごく強いです。それと、正直自分はプロになれるとは思っていなかったので、そこは林が言っていたことと一緒ですが驚きがありました。こうして加入が決まって、プロに行く選手として見られるので、そういった意味では私生活もピッチ上でも自覚を持って、今まで以上に全てに責任と自覚を持っていかなくてはいけないなと感じています。
――横浜FCからはいつ頃から声を掛けていただいていましたか。
林:関東大学1部リーグ戦の前期早大戦の次の日に横浜FCとの練習試合があって、そこで2人とも出場して、そこで声をかけてもらいました。その後に練習参加で何日か練習させていただきました。
――練習参加を通して横浜FCにはチームとしてどのような印象を持ちましたか。
林:自分はユースの時にサガン鳥栖のトップチームの練習にも何度か参加させていただいて、プロの練習の雰囲気というのは大体分かっていたので、すんなりと入れた部分もありました。それでもやはり明治と違って、一人一人の選手のプレーの質がすごく高くて、ここがプロなんだなと思いましたし、その中で、サッカーでお金を稼いでいくという環境を肌で感じることができました。
遠藤:自分はプロの練習に参加するというのが初めてで、大学サッカー以上のレベルの高さを体験することが今までなかったので、まずはサッカーで質の高さに驚きを感じました。一人一人のレベルの高さもそうですけど、サッカーだけのレベルの高さだけではなく、コミニケーションでも、チームとしてのトレーニング以外の話も聞いたりしているとプロの意識の高さに驚かされたなというのが一番の印象です。
(写真:最後尾からチームを支える遠藤)
――横浜FCのファンの方など、クラブにはどのような印象がありますか。
林:自分の内定がリリースされた時に、横浜FCのサポーターの方々から頑張ってというコメントを下さって、本当にファンやサポーターを巻き込んで素晴らしいクラブだなと感じました。
遠藤:自分も本当にサポーターの皆さんが温かくて、優しく迎え入れてくれているというのはすごく感じました。また自分は父のことがあったので、昔からのサポーターの方々がお父さんはこういう人だったよ、お父さんのこともあるだろうけど頑張ってということをおっしゃってくれて、地域に根付いている、昔からずっと愛されているクラブだなと感じました。
――内定が決まった際に同期の選手や栗田監督、ご両親からはどのような言葉を頂きましたか。
林:同期からは今年度の明治からプロに決まった最初の2人だったので、本当におめでとうと言われて、監督からもよくがんばったなという言葉をいただきました。
遠藤:同期はほんとにおめでとうと言ってくれて、監督からは、自分は少し厳しい言葉ももらって、プロになったから終わりじゃない、ここからがスタートだからより一層気を引き締めて、これからの残り半年の大学サッカーをやり切ってほしいと言われました。両親からは、両親も思い入れ深いチームではあるので、そんなチームでプレイしてくれることが本当にうれしいという言葉を頂いて、これからもずっと支えていくよと言ってくれました。
――林選手は以前に進路はプロ一択ではないと仰っていましたが、そんな中でプロに進むと決めたのにはどんな背景がありましたか。
林:自分の中ではプロになるというのはあくまで1つの選択肢であって、必ずプロにならなくてはいけないとは思っていなかったので、そこまでは違う道も考えていました。そんな中で今回横浜FCからオファーをいただいて、プロになるのは今しかできないですしなりたくてもなれない人がいるので、その職業を自ら手放すと言う選択肢は後になって後悔するなと思ったのでプロに行くことを決めました。
――遠藤選手はお父さんが横浜FCの初代主将ということで、内定を決めるにあたってお父さんからはどんなことを言われましたか。
遠藤:父が最初に言っていたのは『親子ではあるけど自分の人生は自分で決めてほしい』ということで、どんな選択をしても応援するから、行ってもいいし行かなくてもいい、就職するなら就職すればいいし、自分の判断を大事にしてくれというようなことを言われていました。
[土屋秋喜]
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