(番外)林、遠藤がJ2・横浜FCへ来季加入内定!/選手コメント後編

2022.07.22

 7月19日、主将林幸多郎(法4=サガン鳥栖U―18)とGK遠藤雅己(法4=桐蔭学園)の横浜FCへの来季加入内定が発表された。主将、寮長としてチームをピッチ内外でけん引する2人が、今季初のプロ内定を果たした。

 今回は両選手へのインタビュー後編をお届けします。

(この取材は7月21日にオンラインで行われたものです)

前編はこちら

(写真:90分を走り切る運動量が魅力の林)

 

――これまでの明大での生活を振り返っていかがですか。

:まずは明治に来れたことがプロになれたことにつながっていると思っているので、本当に明治に入れてもらえたことに感謝しています。自分が1年の時は5冠を取った代で、本当にこの選手たちに追いつけるのかなと不安で、そういう部分からスタートしました。それでもこの環境で3年間積み上げてきて、一つ一つ地道にやっていればプロのスタートラインに立てるんだなと今は身に染みて感じています。

 

遠藤:最初は慣れない環境に入って、寮生活は初めてだったので本当に苦しかったというか、今になってはいい思い出ですが、下級生時は寮の仕事など自分にとってはしんどかったと感じていて、でもそれがあったからこそ今があると思います。本当に明治でなければ体験できなかったことですし、プロのステージに立てるまで成長できたのは本当に明治だったからだなと思っています。自分の大学3年半でキーマンになった方がいて、榎本達也GKコーチに出会った時に本当にびっくりして、こんなにも細部までこだわってトレーニングをする人がいるのかと感じました。榎本コーチは元プロの選手ですが、プロ選手の基準というのを常に伝えてくれて、この人の考え方がこうだからプロになれたんだなと感じたことが多かったです。今だからわかることですが、本当に一人一人に合ったコミュニケーションを取ってトレーニングをしてくれていて、本当にこの人がいなければ自分がプロになれていないなと感じているので、そういった意味では本当に榎本さんには感謝を伝えたいと思っています。

 

――榎本GKコーチからはどのような言葉をもらいましたか。

遠藤:榎本さんに伝えた時は、まずにおめでとうという言葉をいただいた上で、榎本さんはプロになられて4年目か5年目に初出場を果たしていて、プロでの苦労を知っている方なので『プロは本当に苦労する場所だよ』ということを伝えていただきました。それに『プロは厳しい場所だからこそ楽しめるものもあるよ』と仰っていて、なんというかいろいろな方向性のエールというのも変ですが、行ったら大変だよと言いつつも愛のある言葉だったなと感じていて、厳しさもあると言う現実を伝えながらも応援してくれているというのはすごく伝わってきました。

(写真:最後尾からチームを支える遠藤)

 

――ファンの方々には自分のどんなところに注目してほしいですか。

:僕は純粋に戦うところと、最後まで走り切るところに注目してほしいと思います。

遠藤:自分はGKなので、何が何でもシュートは止めたいと思っていますし、失点も抑えたいと思っています。まずは自分のシュートストップを見てほしいですし、その上でポゼッション、足下の技術もみていただけたらいいなと感じています。

 

――Jリーグで対戦が楽しみな選手はいますか。

:自分は森下龍矢(令2文卒・現名古屋グランパス)さんです。自分が1年生の時の4年生でしたが、自分と同じようなポジションで、本当に目標としていたような存在なので、実際に戦ってみたいなと思います。

遠藤:自分は対戦というか、同じピッチに立ちたい選手は、早川友基(令3営卒・現鹿島アントラーズ)選手です。自分は中学3年の途中からGKを始め、GKの知識がない中で高校に入学して、その時に早川選手が2学年上にいました。本当に衝撃を受けた選手で、こんなにうまい選手がいるのかと思うような選手で、それから憧れ続けて追いかけて明治に入ってきて、明治でも憧れ続けていました。やっとここで同じ舞台に立てる可能性をもらったので、成長した姿を見せたいという思いはありますし、早川さんに勝って自分はここまで成長しましたと伝えられたらいいなと思います。

 

――ありがとうございました。

 

[土屋秋喜]