
(64)ホクレン・ディスタンスチャレンジ2022 網走大会事後インタビュー③/富田峻平、児玉真輝
7月13日に行われたホクレン・ディスタンスチャレンジ2022 網走大会。夏の北海道で4選手が記録更新に挑んだ。今回は5000メートルA組に出場した富田峻平(営4=八千代松陰)、児玉真輝(文3=鎌倉学園)のインタビューをお届けする。
富田
5000メートルA組 12位 13分45秒38
――レースを振り返っていかがでしたか。
「今日のレースはコンディションがこれ以上ないくらい恵まれていて、また超一流の選手と走ることができたのですが、やはり少し物足りない結果になってしまったなというところです」
――レースプランや位置取りについてはいかがでしたか。
「レースプランとしましてはやはり速い組ですので、前に行こうなどとは考えずに日本人集団の流れの中に身を委ねて、リラックスした状態で付いていくことだけを考えて走りました」
――今回はやはりタイムを狙っていましたか。
「おそらく5000メートルを走る機会としては学生最後になりますので、しっかりと記録を出したいなというふうに思って臨みました」
――目標タイムはありましたか。
「今回のレースでは13分35秒を目標にしていたのですが、10秒近く届かなかったですし、自己ベスト更新も同時に狙っていましたができませんでした。まとめることこそできるようにはなっているのですが、安定感があってもレベルが低い安定感では足りないなと思います」
――北見大会ではペースメーカーを務められました。学生だけではなく社会人の方もペースメークをするという経験はいかがでしたか。
「練習などで引っ張ることは多いのですが、こういった記録会でペースメーカーという役割として引っ張るのは初めての経験でしたので責任も付きますし、そういった中で走れたのはすごくいい経験になったなと考えています」
――関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)の後はどのように過ごしていましたか。
「関東インカレから1カ月間ほどレースには出ずに練習に励んでいました。その間はまずは大会の疲労を抜き、あとは少し連戦で距離を踏むことができていませんでしたのでしっかりと連続でポイント練習や距離走などを行って、今回のレースに向けて足をためていました」
――夏合宿で意識していきたいことは何ですか。
「夏合宿で意識していきたいことは第一にケガをしないことです。昨年度は夏合宿後半でケガをしてしまって箱根駅伝予選会に出られないということがありましたので、今年度はそういったケガを絶対にせずに、最終学年としてチームや後輩たちを背中で引っ張っていけるような走りを普段の練習からしていきたいなと思います」
――ありがとうございました。
児玉真輝(文3=鎌倉学園)
児玉
5000メートルA組 22位 14分1秒78
――レースを振り返っていただけますか。
「目標として13分36秒を目指していたので、悔しい結果になりました」
――13分36秒というタイムには何か理由があるのですか。
「今年度の日本選手権の標準記録だったので、来年度はどうか分からないですけどそのあたりが目安だったので、そこを目標にしていました」
――レース展開はいかがでしたか。
「ある程度荒れるかもしれないというのは事前に考えて、監督からも聞いていたので、ある程度そこには対応できたかなと思います。ただ後半持たなかったかなと思います」
――後半持たなかった理由はありますか。
「単純に今日は実力不足というか、最初の2キロから3キロを積極的に行ってそのあと粘り切れなかったという感じです」
――北見大会ではペースメーカーをされました。山本佑樹駅伝監督は「引っ張ることで上を目指せる」と話していました。
「ホクレンというすごく注目されている大会でペースメーカーをしたというのはすごくいい経験にもなりましたし、駅伝だと単独走が求められるのでそういった意味で駅伝につながってくると思います」
――現時点での課題はありますか。
「今日のレースもそうだったのですが、突っ込んで粘り切れないというのがあります。集団から遅れてそのあと後ろから追い付かれたときに、その追い付かれた人に付いていけないというか、そこで粘り切れると結構もう一回立て直せますが、それがなかなか自分はできないのでそこが課題かなと思います」
――北海道の涼しさなど、コンディションに関してはいかがですか。
「今日は最高のコンディションだと思います」
――夏が始まるなかで今のプランはありますか。
「まずはしっかりケガをしないで練習をやることが一番です。あとはできる限り箱根駅伝の単独走をするイメージを少し持って練習したいかなと今年は思っています」
――高校の後輩である鈴木祐太選手(文2=鎌倉学園)について、山本駅伝監督は「児玉選手に付いていっている」と仰っていました。普段はどのような感じですか。
「練習の仕方や向き合い方は結構似ていると思います。たまに話すくらいで、練習もそこまで一緒にはやっていないんですけど、やっていることは結構似ていますかね」
――具体的にはどういう向き合い方ですか。
「地味にこつこつと、周りに流されず自分は自分でこつこつとやっていくっていう部分はたぶん鈴木祐太もしっかりできていると思うので、それが今の結果につながっていると思います」
――ありがとうございました。
[出口千乃、覺前日向子]
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