
(48)全日本大学選手権後インタビュー①

(この取材は6月11日〜14日、電話にて行われました)
蒔田稔投手(商3=九州学院)
――佛教大戦では2回途中で降板となりました。
「高校時代とか含めても初めての全国の舞台で自分としては楽しみで、しっかりデータとかを取ったのですが、(相手は)対応してきて、そこで修正する前に修正したりする前に、ケガで降板という形になったのでそこの悔しさは残っています」
――今春全体を振り返っていかがですか。
「やはりベストナインも取れて、結果的に優勝にもつながってそういう面では自分の想像以上の結果が出たシーズンではあったのですが、その中でも出てきたのは課題の方が多くて、集中力の維持だったり、真っ直ぐも150キロ以上は出せるようにしたいですし、良くできた面がある一方課題も多く見つかったシーズンでした」
村田賢一投手(商3=春日部共栄)
――神大戦では4回表まで完全投球でした。良い入りができた要因を教えてください。
「相手も研究をして、狙い球を絞ってきていました。その中でもいろいろな球種の調子が良かったので、的を絞らせない投球ができました。それが序盤の良い入りにつながったと感じています」
――特に直球と得意球のシンカーのコンビネーションがさえていました。その点についてはいかがですか。
「直球に相手がついてこず、さらにシンカーがあったので『この試合は2球種でいける』というくらいの手ごたえはありました。その二つの他にもカウントを取る球としてスライダーなどは投げていましたが、それも決まって全てがよかったです」
上田希由翔内野手(国際3=愛産大三河)
――全日本選手権を振り返っていかがですか。
「あまり自分の思ったような結果が出せずに終わってしまったかなという感じでした」
――課題は見つかりましたか。
「やはりデータが少ない相手だったので、そういった時にしっかりと対応できる力というのが大事だと感じました。練習から一球一球に対する意識を持ちながらやっていこうと思います」
宗山塁内野手(商2=広陵)
――神大戦は2安打2打点でした。内容振り返っていかがですか。
「内容は良くなかったです。時間帯が違ったのもあり、体も動いていなかったです。普段の練習から朝は早いのですが、公式戦だと体の状態も変わってきました」
――9回表先頭打者として打席に入りました。どのような気持ちで入りましたか。
「その前の打席からいい当たりは出ていて、内容も悪くなかったので打てそうな感じがしていました。実際に安打を放つことができ、よかったです」
直井宏路外野手(商2=桐光学園)
――佛教大戦を振り返っていかがですか。
「2戦目は結果的に自分のミスで負けてしまったと思うので、情けないなと思います」
――2試合を通して打撃面では結果を残しましたが、何か要因はございますか。
「リーグ戦が終わって少し意識を変えたのですが、それがうまくいったかなという感じです。ボールを上から見るというか脇を開けずに打つということを日置さん(航外野手・商4=日大三)とかに教えてもらい、それで少し良くなったと思います」
――今後の外野手争い勝ち抜くために何を重視したいと考えていますか。
「まずは守備だと思います。守備をチームで誰よりもうまくなることと、何か他の選手とこれは違うというところをつくりたいなと思います」
飯森大慈外野手(政経2=佼成学園)
――今季は主に代走として活躍されましたが、いかがでしたか。
「最初は何も分からない中でプレーをする感じで、毎イニング準備をしていたのですが、試合数を重ねるごとに出番がありそうな場面が分かってきて、準備のタイミングを考えられるようになりました。常に自分が試合に出るタイミングをイメージするようにしていました」
――全日本選手権2回戦の佛教大戦では9回に代走として出場し、見事盗塁も成功させましたが、この試合について教えてください。
「あの場面は相手の外野手が1塁走者の生還を防ぐために後ろに下がっていました。相手投手から連打するのは厳しいと感じていたので、どうにかして自分が2塁に行きたいと思っていました。遅いカウントで盗塁をしても打者が不利になるので、早いカウントで行こうと思い、思い切ってスタートをかけました」
――今季は勝ち点制も復活し、過密日程での戦いとなりましたが、心掛けていたことはありますか。
「まずはとにかく睡眠をとることを心掛けました。そして、今年からチーム全体で栄養面での取り組みを始めています。食事では油物を控えることや、試合前には鮭の弁当を食べること、さらにはオレンジジュースを飲むことなどの取り組みを行っています。シーズン前には栄養講習会を受講し、体重維持など様々な取り組みを続けていました」
久野悠斗投手(商1=報徳学園)
――全日本選手権での自身の投球を振り返っていかがですか。
「2回の2死満塁で緊急登板した場面に関しては少し緊張もありましたが、しっかり役割を果たすことはできたと感じています。そのあとの3、4、5イニングに関しては球数も多くなり失点もしてしまい、チームに流れを持って来れなかったというのが大きな反省点です」
――急な場面での登板でしたがどのような意識でマウンドにあがりましたか。
「準備はずっとしていたので、気後れすることなく自分の投球をしようという思いで登板しました。先輩方は入寮した時から声を掛けてくれますし、普段も話すことも多いので先輩たちと日本一になりたいという思いが強かったです」
――全日本選手権で投げれたということは自信になりましたか。
「抑えることができたのは守っている先輩たちを信じられたことと、捕手の蓑尾さん(海斗捕手・文4=日南学園)たちのおかげだと思っていますが、全日本選手権という場で投げるという経験をできたということは自信になりました」
――ありがとうございました。
[硬式野球部担当一同]
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